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靴3社/12月チヨダ既存店売上4か月ぶり、客数20か月ぶりプラス

2019年01月22日 14:40 / 月次

靴3社が発表した12月度営業概況によると、既存店売上高はABCマート前年同月比6.1%増、チヨダ3.8%増、ジーフット0.7%減だった。

<ABCマート店舗イメージ>
ABCマート

■ABCマート(2018年2月期売上高:2542億円)
既存店売上高は前年同月比6.1%増、客数4.4%増、客単価1.6%増
全店は、売上高7.8%増、客数6.3%増、客単価1.4%増

出店2、閉店1。12月末店舗数は992店だった。

12月度は、昨年と比べ祝日が1日多い状況だった。

北日本を中心とした降雪需要や新年へ向けた買い替え需要が多く、大変好調に推移した。

商品別では、防水防寒系シューズのほか、引き続き、スポーツシューズ、キッズシューズ、アパレルの販売が好調だった。

■チヨダ(2018年2月期売上高:1276億円)
既存店売上高は前年同月比3.8%増、客数1.9%増、客単価1.8%増
全店は売上高2.8%増、客数0.9%増、客単価1.8%増

出店1、閉店0、業態変更0、月末店舗数は1060店。

12月は、全国的に前年を上回る地域が多く、特に降雪があった北海道や東北が牽引し、客数・客単価ともに前年を上回った。既存店売上は4か月ぶりのプラスだった。

また、顧客層拡大施策として推進している女性MDの見直しが奏功し、客数は20カ月ぶりのプラスとなった。

曜日まわりの影響は、前年のクリスマス時期には祝日と土曜日が重なっていたため、1ポイント強のプラス要因。

商品別では、販売好調が続くグローバルブランドスニーカーに加え、レディスカジュアルシューズや子供靴も好調となり、中でもプライベートブランド「セダークレスト」やオリジナル商品中心の「フィラ」などが牽引した

気温の低下や降雪により、ブーツや防寒・防水・防滑といった機能性冬物商品の販売も大きく伸びた。

販促施策では、下取りクーポン3倍セールやまとめ買いセールを、TVCM、チラシ、WEBと店頭POPの連動を図って実施し、とくに客単価の上昇に寄与した。

出退店については、シュープラザでは今期初の郊外ロードサイド出店となるシュープラザ直方店(福岡県)1店舗をオープンした。同店はレイアウトや陳列方法の工夫により、好調な滑り出しとなっている。

■ジーフット(2018年2月期売上高:972億円)
既存店売上高は前年同月比0.7%減、客数1.0%減、客単価0.3%増
全社売上高は1.4%減。出退店0で12月末店舗数899店。

12月は、年末寒波の到来などで全国的に寒い日が続き、長靴や防寒・防滑アイテムについては降雪が
あった北海道・東北・北陸エリアを中心に販売が好調だったものの、ブーツなどのウインター商品の売上が昨年を下回ったことなどがマイアス要因となった。

商品面では、引き続きスポーツナショナルブランドのエクスクルーシブモデルを中心に販売が好調なスポーツ靴や子供靴が昨年を上回る実績となった。

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