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カジュアル衣料/12月既存店ユニクロ、ユナイテッドアローズ増

2019年01月25日 13:20 / 月次

カジュアル衣料5社の12月度の営業概況によると、ユニクロ(ファーストリテイリング)5.2%増、ユナイテッドアローズ1.8%増、ジーンズメイト7.0%増だったが、ライトオン1.5%減、マックハウス6.1%減と明暗を分けた。

<ユニクロイメージ>
ユニクロ

■ファーストリテイリング(2018年8月期:売上高1兆8619億円)
既存店+Eコマース(既存店計755店舗)売上高5.2%増、客数4.3%増、客単価0.9%増。

直営店+Eコマース(直営店計787店舗)売上高5.2%増、客数4.3%増、客単価0.8%増。

出退店0。直営店788店。

12月は、気温の低下に伴い、防寒衣料の需要が高まったことに加え、年末商戦が好調だった。

■ユナイテッドアローズ(2018年3月期:売上高1544億円)
小売既存店売上1.8%増、ネット通販既存店売上25.8%増、小売既存店客数1.6%増、小売既存店客単価0.2%増。

小売全店売上0.7%増、ネット通販全店売上16.9%増、小売全店客数0.0%、小売全店客単価0.7%増。

12月は、気温高の影響で月初旬の動きは鈍めだったものの、月中旬からの気温低下に伴いニット、アウターなどの冬物衣料が好調に推移した。

メンズのパンツ、シューズ、ウィメンズのジャケット、スカート、ワンピースなどの動きが目立った。

12月は前年同月に比べて休日が1日多く、小売+ネット通販既存店売上高前期比に対して+1.6%程度の影響があったと推測している。

子会社のCHROME HEARTS JPのビジネスユニット売上高前期比は14.6%減、コーエンの全社売上高前期比は8.8%増。

■ライトオン(20日締、2018年8月期:売上高767億円)
既存店売上1.5%減、客数1.2%減、客単価0.4%減。

全社売上3.6%減、客数2.9%減、客単価0.7%減。

出退店0、12月度末店舗499店。

12月度は、ミリタリーアウターやスウェットトップスなど好調に推移した商品もあったが、例年に比べ気温が高い日が多かったこともあり、防寒アウターや防寒ボトムスなど冬物商品の販売が伸び悩んだ。

ブラックフライデーセール期間での販売は好調だった。

■マックハウス(2018年2月期:売上高308億円)
既存店売上6.1%減、客数0.3%減、客単価5.7%減。

全店売上4.5%減、客数3.2%増、客単価7.4%減。

出店3、退店0で12月末計418店舗。

12月は、昨年よりも気温の高い日が多く、アウター、防寒ボトムスなどの動向が鈍く、厳しい販売結果となった。

下旬から気温が低くなり、冬物商品が持ち直しはじめたものの、中旬までの落ち込みをカバーするには至らなかった。

商品動向は、パーカー、トレーナー、ホームウェアなどが売れ筋だった。

低単価商品が売れ筋となったことにより客単価は低調に推移したが、新商品の打ち出し、キャンペーン実施、特売セール実施により、客数は増加した。

■ジーンズメイト(20日締、2018年3月期97億円)
既存店売上7.0%増、客数7.4%増、客単価0.3%減。

全店売上4.7%減、客数3.9%減、客単価0.8%減。

出退店0、12月度末店舗数78店。

12月前半は例年に比べ気温の高い日が多かったため、冬物の動きが鈍く苦戦したが、月後半で気温の低下とセール効果もあって挽回できた。

また、注力しているレディースについては、プライベートブランドのスウェット類や、マフラー・スヌードの冬小物を中心に前期実績を上回った。

全店売上高は店舗数純減により前期実績を下回ったが、既存店売上高は単月・当期累計共に前期実績を上回り好調を維持している。

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