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カジュアル衣料/1月既存店ユニクロ7.1%減、しまむら10.7%増

2022年02月07日 12:40 / 月次

カジュアル衣料4社の1月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ(ファーストリテイリング)7.1%減、しまむら10.7%増、西松屋7.7%増、ハニーズ16.4%増となった。

■ファーストリテイリング(2021年8月期:売上高2兆1329億円)
既存店(725店)+Eコマースの売上高は7.1%減、客数3.7%減、客単価3.6%減。

直営店(774店)+Eコマースの売上高は6.3%減、客数3.4%減、客単価3.0%減。

出店0、退店は6だった。

1月は、防寒衣料の在庫の過少や、セール時期での売り込みが不十分だったことと、入庫遅延の影響で春物商品の立ち上げが遅れたことで、既存店売上高は減収となった。

新型コロナウイルス感染症の影響による、1月末時点の臨時休業店舗は4店舗だった。これらの臨時休業した店舗は既存店、直営店から除外せず算出している。

■しまむら(20日締、2021年2月期:売上高5426億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)10.7%増、客数6.7%増、客単価3.4%増。

全店売上10.3%増。退店1で1月末店舗数1423店。

1月度は全国各地で強い冷え込みが続いたことで、肌着や靴下、寝具や靴など実用商品の冬物が売り上げを伸ばした。

あったか素材「FIBER HEAT」の肌着や寝具、PB「CLOSSHI」のあったか素材のブーツの売り上げが好調だった。また、ミセス・シニア向け商品やビジネス・フォーマル関連商品の売り上げがコロナ前に近いレベルまで回復した。

既存店売上高は、2019年度対比で18.9%増だった。(休業・時短店舗を除く)

■西松屋チェーン(20日締、2021年2月期:売上高1594億円)
既存店売上高7.7%増、客数5.4%増、客単価2.2%増。

全店売上11.3%増、客数9.0%増、客単価2.1%増。

出店3、退店1で、1月度末の店舗数は1036店舗。

1月度は、来店客数が伸び、気温が低下したことで冬物衣料の売上高が大きく伸びた。また、春物衣料や育児・服飾雑貨の売上高も非常に好調に推移した。

■ハニーズ(2021年5月期:売上高453億円)
既存店売上高16.4%増、客数6.7%増、客単価9.1%増。

直営店売上高5.7%増、客数5.8%増、客単価9.3%増。

出店0、退店6、1月末店舗数862店。

1月は、年明けから新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、客数が徐々に減少したが、前年の売り上げ減少の反動もあり、既存店売上は前年を上回った。商品としては、ジャケット、カットソー、ニットが売れ筋となった。

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