セブンイレブン/7月は天候不順で9年4カ月ぶりに全店売上マイナスに
2019年08月20日 16:50 / 月次
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セブン-イレブン・ジャパンが8月20日に発表した7月度のセブン-イレブンの売上状況、商品動向によると、全店売上高は1.2%減となり、2010年3月以来9年4カ月ぶりに全店売上高が前年割れとなった。
2010年3月は、たばこの販売方法の変更による反動減があった。一方、今年の7月は、昨年と比較して降雨量・降雨日数共に多く、さらに毎週末に雨天となったことで、天候影響はマイナスとなった。
既存店は、売上高3.4%減、客数5.6%減、客単価2.3%増だった。店舗数は2万973店となった。
既存店の売上高は2カ月連続で前年割れとなり、客数は9カ月連続で減少し、減少幅が拡大した。一方で、客単価は9カ月連続で増加した。
商品面では、沖縄フェア商品を中心にスイーツの販売が好調に推移した。継続してサンドイッチなどの調理パンや冷凍食品が売上をけん引した。
主な前年比プラスのカテゴリーは、調理パン、デリカテッセン、スイーツ、フライヤー、中華まん、乳製品、パン、和風菓子・豆菓子、ポケット・洋風菓子、加工食品、し好品、冷凍食品、洋酒・ワイン・雑酒、タバコ、紙・生理用品、オーラル・シャンプー、玩具など。
セブン&アイ・ホールディングス広報センターによると、「7月は年間売上のピークだが、昨年は観測史上、最速の梅雨明けであったのに対して、今年は長梅雨で、気温が低く雨が多かった。7月中旬から下旬にかけては、花火大会など人が出かけるイベントが増加するが、この期間の天候にも恵まれなかった。天候与件に大きく左右された月となった。」と分析している。
セブンペイの不正利用や廃止の影響については、「セブンペイは今年はじめていれた施策であり、販促策なども初めてのものであったため、昨年と比較した影響は分からない」とコメントしている。
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