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ファミリーレストラン/12月既存店休日減が響き4社がマイナス

2020年01月28日 13:40 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した12月の月次営業情報によると、前年より土日祝日が2日少ないことなどから、既存店売上高はすかいらーく4.4%減、サイゼリヤ0.5%減、セブン&アイ・フードシステムズ6.1%減、ジョイフル0.1%減と4社がマイナスとなった。

ロイヤルホールディングスのみ4.9%増と前年プラスを確保している。

<ファミリーレストラン イメージカット>
ファミリーレストラン

客数は、すかいらーく7.5%減、サイゼリヤ1.5%減、セブン&アイ・フードシステムズ7.5%減、ジョイフル1.9%減、ロイヤルホスト0.1%減だった。

客単価は、すかいらーく3.3%増、サイゼリヤ1.0%増、セブン&アイ・フードシステムズ1.6%増、ジョイフル1.8%増、ロイヤルホスト5.0%増となっている。

■すかいらーく(2018年12月期:売上高3306億円)
既存店売上高は4.4%減、客数7.5%減、客単価3.3%増。全店売上高2.0%減。

消費増税に加えて、大企業以外の冬のボーナスは昨年に続き減少し、厳しい消費環境が継続した。前年12月度よりも土日祝日が2日少ないことによるマイナス影響もあったという。

従業員のワークライフバランスを重視して行った営業時間の見直し(大晦日の営業時間短縮を含む)により売上が減少している。

引き続きお値打ち感を強調したプロモーションを実施。11月末からの価格に敏感な層の回復傾向は継続した。バーミヤンのフカヒレメニューや「カットステーキチャーハン丼」、ジョナサンの数量限定「ずわい蟹の甲羅盛り」、夢庵の「かに三昧膳」など年末のハレの日需要獲得で好調だった。

9月1日から全店を禁煙としたことによる客数影響は、特に駅前店舗で続いている。

FLOでは、クリスマスケーキの販売実績が過去最高を達成。数量限定で販売したオリジナルフレンチおせちが好評だった。素材にこだわり昨年よりも豪華な内容とし、堅調な売上を確保した。

12月度新規出店は10店(バーミヤン2店、ステーキガスト2店、しゃぶ葉・から好し・むさしの森珈琲各1店、台湾2店、その他1店)。2019年累計では、新規出店86店、リモデル175店、業態転換62店を実施している。

■サイゼリヤ(2019年8月期:売上高1565億円)
既存店売上高0.5%減、客数1.5%減、客単価1.0%増。店舗数1039店。

全店売上高1.0%減、客数1.8%減、客単価0.8%増。店舗数1085店。

休業10店、開店1、閉店1店だった。

12月の既存店売上高は、土日祝日による日数が、前年同月よりも2日少なかったことが、2%ポイント程度マイナスに影響したものとみている。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2019年2月期:売上高782億円)
デニーズ
既存店売上高6.1%減、客数7.5%減、客単価1.6%増。

全店売上高6.9%減。

■ジョイフル(2018年7月期:売上高321億円、決算期を2018年より変更のため6カ月決算)
既存店売上高0.1%減、客数1.9%減、客単価1.8%増。

全店売上高1.1%減、客数2.9%減、客単価1.8%増。

出店0、退店1、店舗数合計716店。

■ロイヤルホールディングス(2018年12月期:外食事業617億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高4.9%増、来客数0.1%減、客単価5.0%増。

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