ファミリーレストラン/休日少なく9月既存店売上高5社そろって減
2020年10月19日 14:20 / 月次
ファミリーレストラン主要5社が発表した9月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく21.7%減、サイゼリヤ22.7%減、セブン&アイ・フードシステムズ22.7%減、ロイヤルホスト16.5%減、ジョイフル18.8%減と、各社前年同月に比べダウンした。
土日祝祭日の日数が、前年同月よりも1日少なかったことなどが響いた。
客数は、すかいらーく25.2%減、サイゼリヤ23.9%減、セブン&アイ・フードシステムズ29.0%減、ロイヤルホスト23.1%減、ジョイフル21.3%減だった。
客単価は、すかいらーく4.6%増、サイゼリヤ1.7%増、セブン&アイ・フードシステムズ8.8%増、ロイヤルホスト8.5%増、ジョイフル3.1%増となっている。
■すかいらーく(2019年12月期:売上高3753億円)
既存店売上高は21.7%減、客数25.2%減、客単価4.6%増。全店売上高21.0%減。
9月末店舗数はグループ計3217店。
前年9月度よりも土日祝日が1日少なかった。東京都からの要請に従い、東京23区内店舗は営業時間を22時まで短縮(9月16日以降は23時30分閉店)している。
SmartNews(スマートニュース)限定の「チーズINハンバーグ半額」クーポンを配信。TVCMの販促効果により客数、販売数が増加した。
藍屋と夢庵の一部店舗で販売開始していた「寿司」を9月10日より全店へ展開すると同時に、「天ぷら」、「うどん・そば」のメニューを見直し定番化している。
好調なテイクアウトでは商品のお値打ち感を打ち出し、前月から継続しているバーミヤン「武蔵野麻婆」、ジョナサン「若鶏のみぞれ煮」に加え、ガストで「マルゲリータピザ」をそれぞれ399円のキャンペーン価格にて提供した。
魚屋路、藍屋で美濃焼小皿セットプレゼントキャンペーン実施した。2500円以上の食事で、次回来店時に利用可能な交換券を配布した。
9月売上は、デリバリー前年比約31%増、テイクアウトは前年比約2.2倍となっている。
■サイゼリヤ(2020年8月期:売上高1268億円)
既存店売上高22.7%減、客数23.9%減、客単価1.7%増。店舗数1030店。
全店売上高22.4%減、客数23.7%減、客単価1.7%増。店舗数1083店。
休業24店、閉店1店だった。
9月の既存店売上高は、土日祝祭日による日数が、前年同月よりも1日少なかったことが、2%ポイント程度マイナスに影響したという。
「テイクアウト客数=テイクアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テイクアウトによる客数として加味している。
■セブン&アイ・フードシステムズ(2020年2月期:売上高743億円)
デニーズ
既存店売上高22.7%減、客数29.0%減、客単価8.8%増。
全店売上高21.9%減。
■ロイヤルホールディングス(2019年12月期:外食事業626億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高16.5%減、来客数23.1%減、客単価8.5%増。
■ジョイフル(2020年6月期:売上高623億円)
既存店売上高18.8%減、客数21.3%減、客単価3.1%増。
全店売上高21.9%減、客数24.3%減、客単価3.1%増。
出店0、退店5店、舗数合計678店。
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