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ファミリーレストラン/1月既存店売上5社そろって大幅増

2022年02月16日 13:50 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した1月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく15.8%増、サイゼリヤ25.3%増、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)29.9%増、ジョイフル22.3%増、ロイヤルホスト40.6%増となった。

客数は、すかいらーく11.8%増、サイゼリヤ20.4%増、セブン&アイ・フードシステムズ34.2%増、ジョイフル13.6%増、ロイヤルホスト37.2%増だった。

客単価は、すかいらーく3.6%増、サイゼリヤ4.1%増、セブン&アイ・フードシステムズ3.2%減、ジョイフル7.6%増、ロイヤルホスト2.5%増となっている。

■すかいらーくホールディングス(2021年12月期:売上高2645億円)
既存店売上高は15.8%増、客数11.8%増、客単価3.6%増。全店売上高15.1%増。

2019年比既存店売上高24.5%減。

年末年始の売上は堅調に推移。特にガストでは12月のキャンペーンで、既存顧客の呼び戻しや新規顧客の掘り起こしに成功。ほぼ2019年水準の売上まで回復した。

しかし、3連休(1月8~10日)以降、オミクロン株の感染者数増加に関する報道が増え、出控え傾向が顕著になっている。「まん延防止等重点措置」などの発表を受け、エリアにより9日以降、営業時間を随時短縮。対象店舗数は、月末までに34都道府県、2630店舗に拡大している。

ガストは1月27日にメニュー改定を実施、500円~600円台のランチメニューを拡充した。ボリュームランチや丼ランチ、ドリンクバー付きライトミールランチなどをお手頃価格で提供している。ガストの期間限定メニュー「Cheese!!モッツァレラチーズフェア」では5種のチーズを使ったメニューを展開。追加注文をしやすい価格帯の商品も男性・女性ともに幅広い年代に好評だという。

ジョナサンではテークアウト限定で、人気No.1メニューの「タンドリーチキン&メキシカンピラフ」をほぼ半額の税込ワンコイン(500円)で販売し、好調。ジョナサンのテークアウト売上を牽引している。店舗当たりのテークアウト平均日商がキャンペーン開始前の約3倍に拡大した。

グルメ回転寿司の魚屋路では、特にテイクアウト売上が好調で、正月三が日の売上が過去最高を達成している。

すかいらーくアプリのダウンロードキャンペーンを実施。ガスト・バーミヤン・夢庵でアルコールが99円になるクーポンをプレゼントした。期間中のダウンロード数が約1.7倍増加した。

店舗開発では、1月は新規出店4店舗、リモデル22店舗、業態転換3店舗。新規出店は、ガスト、バーミヤン、台湾にしゃぶ葉と藍屋を各1店舗業態転換はバーミヤン2店舗、La Ohana1店舗。グループ計3099店舗。

■サイゼリヤ(2021年8月期:売上高1265億円)
既存店売上高25.3%増、客数20.4%増、客単価4.1%増。店舗数1034店。

全店売上高26.2%増、客数21.3%増、客単価4.0%増。店舗数1080店。

休業6店、閉店4店だった。

「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2021年2月期:売上高508億円)
デニーズ
既存店売上高29.9%増、客数34.2%増、客単価3.2%減。

全店売上高24.7%増。

■ジョイフル(2021年6月期:売上高476億円)
既存店売上高22.3%増、客数13.6%増、客単価7.6%増。

全店売上高18.1%増、客数9.7%増、客単価7.7%増。

出店0、退店1、店舗数合計574店。

■ロイヤルホールディングス(2021年12月期:外食事業450億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高40.6%増、客数37.2%増、客単価2.5%増。

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