東京地区百貨店/4月売上は8カ月連続プラスの27.0%増
2022年05月24日 10:50 / 月次
日本百貨店協会が5月24日に発表した2022年4月の東京地区百貨店(12社24店)の売上高概況によると、売上高は約1094億円(前年同月比27.0%増)で、8カ月連続のプラスとなった。
4月の東京地区は、売上高27.0%増(8カ月連続)、入店客数30.3%増(7カ月連続)と、先月に続き二桁増で推移した。前年の緊急事態宣言等による営業制限の反動に加え、外出増加に伴う客数増や高額品の高伸が寄与した。コロナ禍前の2019年比では、売上高13.0%減、入店客数29.6%減だが、回復傾向は一段と高まってきている。
商品別では、主要5品目全て二桁増と前年を大きく上回った。品目別の動向では、主力の衣料品(30.2%増/7カ月連続) に勢いが見られた。気温上昇で春夏物が好調だったほか、GWのお出かけ需要を背景に、紳士ではTシャツやポロシャツ、カットソーなどカジュアルなアイテム、婦人ではブラウスやワンピースが良く動いた。
身のまわり品(44.0%増/8カ月連続)では、ラグジュアリーブランドの活況が継続しているほか、行楽需要の高まりを受け、スーツケース等トラベルバッグが伸長した。雑貨(25.5%増/8カ月連続)は、富裕層の旺盛な消費意欲を背景に、各店で実施した会員顧客向けイベント等の施策が奏功し、時計・宝飾がコロナ禍前を上回る水準で大幅増となった。
食料品(17.5%増/8カ月連続)は、食事を伴う会合の増加で弁当等惣菜が好調に推移したほか、手土産需要の回復から和・洋菓子共に好調だった。また、母の日商戦では、スイーツと花のセットやカタログギフト等の企画商材が注目を集め、ECでの購入増加が見られた。
5月18日時点での商況は147.7%増と、前年の営業制限の反動から、三桁増で推移している。2019年比でも約9%減と更に復調してきている。
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