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イオン/7月は夏休み、アウトドア関連商品好調イオンリテール1.0%増

2022年08月10日 15:50 / 月次

イオンが8月10日に発表した7月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール1.0%増、イオン北海道1.9%増、イオン九州3.2%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.8%減、フジ・リテイリング0.5%増、マックスバリュ西日本1.1%減だった。ミニストップは0.8%減、ドラッグストアのウエルシアホールディングスは4.8%増だった。

<主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 1.8%減 1.0%増
イオン北海道 0.7%増 1.9%増
イオン九州 3.1%増 3.2%増
SM マックスバリュ東海 0.2%増 0.8%減
フジ・リテイリング 1.3%増 0.5%増
マックスバリュ西日本 0.4%増 1.1%減
CVS
専門店
ミニストップ 2.5%減 0.8%減
ウエルシアHD 17.1%増 4.8%増
コックス 8.1%増 17.1%増
ジーフット 15.9%減 12.0%減
キャンドゥ 0.6%増 0.1%増

 

7月は、新型コロナの第7波で感染者が再び増加する中、気温が上昇し本格的な夏を迎え、夏休みのお出かけ準備用品や夏祭りの浴衣やマリンレジャー、水着、アウトドア関連商品等の販売が好調となった。また、原材料価格の高騰による食品等の生活必需品の値上がりや電気代等が上昇し、消費者の節約志向がますます強まる中、価格据え置きをしたトップバリュの食品主要カテゴリーの売上は引き続き好調に推移した。加えて3月からグループ約8000店舗で販売を開始した「トップバリュ プレミアム生ビール」は、7月までに販売本数500万本を突破し、トップバリュのなかでも大ヒット商品となる等、付加価値型のトップバリュも売上を伸ばした。

総合小売事業のイオンリテールでは、猛暑による夏バテ対策需要に対し特大うなぎ蒲焼やZ世代向けに提案した白焼きを過去最大数で展開した水産と、デリカ部門の土用丑(23日)の売上が、前年比で約3割伸長したことに加え、好調な飲料や冷凍商品、農産が牽引し、食品の既存店売上は、前年、一昨年を上回った。ヘルス&ビューティケアカテゴリーにおいても、服薬指導等に取り組む調剤、ペットの家族化でより安全・安心な付加価値の高い商品の品揃えを強化したペット用品、外出機会の増加により好調なビューティー用品等の売上が伸長し、既存店売上が5ケ月連続で前年を超えた。

また、7月15日~18日で開催した「イオン 超!ナツ夏祭り」では、「希少・こだわり」をテーマにした数量限定商品の予約販売会や、夏イベントの再開に向け、ゆかたや水着、アウトドアグッズを拡充し、人気動画クリエイターとのコラボレーション等の販促にも取り組み、セールス期間中の売上が、同曜前年比で約2割増加した。また、自宅以外の住所に配送ができる「お届け先変更便」サービスを開始し、注文獲得を強化したネットスーパーは、前年比で約2割増と大きく伸長した。

スーパーマーケット事業では、マックスバリュ西日本が7月22日から広島県呉市エリアの山間部や島しょ部にて移動販売「おまかせくん」のサービスを開始し、同社が導入する移動販売車は、6県13店舗で累計22台になった。

ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスでは、既存店の調剤売上が前年比4.8%増と引き続き好調に推移したことに加え、オミクロン変異株BA-5が猛威を振るう中、抗原検査キット販売や総合感冒薬、のどスプレー、トローチ等が好調な販売となり物販売上も前年比4.8%増と伸長した。

サービス・専門店事業のコックスでは、7月後半からの気温上昇によりワンピース、シャツ、イージーパンツ等の夏物商品が好調な販売となり、既存店の売上は前年比17.1%増と伸長した。

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