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すかいらーく/3月既存店売上高は26.6%増、客数11.9%増、客単価13.1%増

2023年04月07日 11:29 / 月次

すかいらーく(2022年12月期売上高:3037億円)が発表した3月の月次によると、既存店売上高は26.6%増、客数11.9%増、客単価13.1%増、全店売上高23.3%増となった。

月度 売上高 客数 客単価
全店 前年比 既存店 前年比 既存店 前年比 既存店 前年比
1月 19.6%増 21.6%増 10.0%増 10.6%増
2月 35.1%増 38.8%増 20.9%増 14.8%増
3月 23.3%増 26.6%増 11.9%増 13.1%増

2019年比の既存店売上高は9.6%減となっている。

3月も売上トレンドが継続。中旬以降は上昇し、休日が2日少ない影響を除くと2月よりもさらに回復した。時間帯別に見ると、深夜営業再開に伴い、21時以降の売上も上昇。地域・客層別では、地方のヤングファミリー層が相対的に弱かったが、春休みに入ったことで回復した。

ブランド別に見ると、堅調な専門店ブランドと比べて苦戦していたバリュープライスブランド(ガスト、バーミヤンなど)の売上が回復基調にあるという。

プロモーション面では、ガストの「サーロインステーキスペシャルコース」が高単価ながら好調。抹茶スイーツも好評で、客単価に貢献している。ジョナサンは、グランドメニュー改定で小ポーション料理を増やしたことにより使い勝手が改善、客単価増。ハンバーグに北海道産ビーフ使用で、グリル商品の販売割合が約20%増加した。夢庵は、ランチに「選べる和膳」を手頃な価格で2種類導入し、狙い通り女性客に好評。デザートや小丼なども強化し、客単価が増えた。

店舗面では、3月度は新店1店、リモデル8店(国内リモデル7店の単月効果は8.7%)、業態転換6店(2023年度累計転換効果は2.7%増)。ガストからむさしの森珈琲に業態転換した小山本郷店は総売上が2.3倍になり、マーケットの再開拓に成功した。

このほか、ガスト、バーミヤン、ジョナサンの一部店舗で深夜営業を再開、深夜の飲食需要の拡大に対応。2月1日オープンの新ブランド「飲茶TERRACE『桃菜』」が2019年比で客数が約1.5倍、売上が約2.6倍と引き続き好調だという。

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