すかいらーく(2022年12月期売上高:3037億円)が発表した2月の月次によると、既存店売上高は38.8%増、客数20.9%増、客単価14.8%増、全店売上高35.1%増となった。
月度 |
売上高 |
客数 |
客単価 |
全店 前年比 |
既存店 前年比 |
既存店 前年比 |
既存店 前年比 |
1月 |
19.6%増 |
21.6%増 |
10.0%増 |
10.6%増 |
2月 |
35.1%増 |
38.8%増 |
20.9%増 |
14.8%増 |
2019年比の既存店売上高は8.1%減となっている。
2月も1月の売上トレンドをキープし、業績予想にもオントラック。時間帯別に見ると、20時以降の売上が徐々に戻りつつある。地域別では、東北、中部、九州エリアの戻りが相対的に弱い。
プロモーション面では、ガストが価格敏感層に向けて人気メニューがワンコインになるアプリクーポンキャンペーンを実施した。クーポンの回収率が高く、客数増に貢献。物価高騰の影響が大きい地方での売上対策として、九州で500円ランチ実験を開始した。さらに、低価格の宅配専用メニューを導入し、売上が増加している。
ジョナサン・夢庵などでは、購入金額に応じてもらえる小皿プレゼントキャンペーンを実施。客単価増、来店頻度増に貢献した。
店舗面では、2月度はリモデル8店。リモデル8店の単月効果は6.7%だった。新店のジョナサン秋葉原駅前店、ガスト新宿西口エルタワー店はいずれも非常に好調だという。
このほか、2月1日に新ブランド「飲茶TERRACE『桃菜』」が東京都町田市鶴川に既存店舗の業態転換で開店。オープン景気も含むが2019年比で客数が約2倍、売上が約3倍と大変好調だった。
■すかいらーくの関連記事
すかいらーく/過去10年で最大の賃上げ、正社員1万4349円で満額回答