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セブン&アイ/2月期営業収益11兆円、営業利益は5065億円で過去最高益達成

2023年04月06日 17:40 / 決算

セブン&アイHDが4月6日に発表した2023年2月期決算によると、営業収益11兆8113億300万円(前年同期比35.0%増)、営業利益5065億2100万円(30.7%増)、経常利益4758億8700万円(32.7%増)、親会社に帰属する当期利益2809億7600万円(33.3%増)となった。増収増益となり、過去最高益を達成した。

<セブン&アイ>
セブン&アイ

セブン‐イレブン・ジャパン、セブン‐イレブン・沖縄及び7-Eleven, Inc.における加盟店売上を含めた「グループ売上」は、17兆8426億8800万円(25.3%増)となった。また、結会計年度における為替レート変動に伴い、営業収益は1兆4656億円、営業利益は475億円増加した。

国内コンビニエンスストア事業における営業収益は8902億9300万円(2.0%増)、営業利益は2320億3300万円(3.9%増)。海外コンビニエンスストア事業における営業収益は8兆8461億6300万円(70.3%増)、営業利益は2897億300万円(81.2%増加)。スーパーストア事業における営業収益は1兆4491億6500万円(20.0%減)、営業利益は121億700万円(35.6%減)。百貨店・専門店事業における営業収益は4637億3900万円(34.9%減)、営業利益は34億3400万円(前期は81億5300万円の営業損失)。金融関連事業における営業収益は1942億9500万円(0.1%減)、営業利益は371億4000万円(1.1%減)。その他の事業における営業収益は260億4400万円(28.0%増)、営業損失は4億6600万円(前期は1億1500万円の営業損失)だった。

セブン&アイ・ホールディングスの丸山好道取締役常務執行役員は、「業績は増収増益となり、過去最高益を達成することができた。過去最高益を牽引したのは、国内CVS及び海外CVS事業となる。セブンーイレブン・ジャパンは、年間を通して好評だったフェアの実施と、それぞれの企画に関連した商品開発、これに売場のオペレーションが有機的に連動することなどにより好調な業績となった。セブンーイレブン・インクは、2021年5月に取得したスピードウェイの業績の取り組みが、前年は7.5カ月分に対して、2022年度は通年となったこと、スピードウェイとの統合効果が想定以上の発現となったこと、またガソリンのセントパーガロンが高い水準で推移したことなどにより大きく進捗した」と過去最高益の要因を解説した。

一方で、「スーパーストア事業については、コロナ収束による家中需要の落ち込みから、営業利益が33.6%減と厳しい状況におかれた。スーパーストア事業と百貨店・専門店事業の営業収益の前期差が大きくなっているのはこの2022年度から適用された収益認識基準変更による影響が大きい」と述べた。

次期は、営業収益11兆1540億円(5.6%減)、営業利益5130億円(1.3%増)、経常利益4800億円(0.9%増)、親会社に帰属する当期利益2850億円(1.4%増)を見込んでいる。

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