ワールド/7月は国内小売売上0.8%減、EC売上14.3%増
2024年08月06日 15:35 / 月次
ワールド(2024年2月期:売上高2023億円)が8月5日に発表した国内小売事業月次売上概況によると、7月の国内小売売上は、前年同月比0.8%減となった。
内訳は店舗売上が4.4%減、Eコマース売上が14.3%増だった。既存店売上は3.5%減で、休日数が前年同月より2日減で約4.3%のマイナス影響と推計した。
月度 | 国内小売売上 | 店舗売上 | (既存店売上) | Eコマース売上 |
7月 | 0.8%減 | 4.4%減 | 3.5%減 | 14.3%増 |
店舗販路では、上旬より気温が高い夏日が続くなか、セール本番も支えに、夏物商品の消化が一段と進んだ。中旬からは夏素材・秋カラーの商材投入によって店頭の鮮度を向上したことから、プロパー販売が全体の売上伸張を牽引した。
EC販路は、自社EC「WOS」において、セット購買の増加を背景に、客単価が二桁増と大きく上昇した。WOSは会員アプリの顧客流入も好調でプロパー販売が良好だった。外部ECでは、各モールの大型販促イベントへの参加が奏功した。
アイテム別では、シャツ・ブラウスの高稼働が継続しており、前年より早く5分袖へ売れ筋のシフトも見られた。値段の張るワンピースなどはセールでの人気が目を引いた。雑貨は、ハンディファンなど猛暑対策アイテムが好評だった。
ブランド別では、「オペークドットクリップ」「ドレステリア」「デッサン」に代表されるアパレルブランドが引き続き伸張したほか、ジュエリー「ココシュニック」やユーズドセレクト「ラグタグ」が旺盛なインバウンド需要に力強く支えられて好調継続した。
出店7店、退店27店、M&A0店で、月末小売店舗数は2198店となった。
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