ショッピングセンター/12月既存店売上5.3%増、防寒品・クリスマス需要などで
2025年01月27日 14:51 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が1月27日に発表した12月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比5.3%増だった。
月度 | 総合 | テナント | キーテナント |
7月 | 2.7%増 | 3.2%増 | 0.8%増 |
8月 | 7.1%増 | 8.1%増 | 3.7%増 |
9月 | 7.3%増 | 8.2%増 | 4.2%増 |
10月 | 1.1%増 | 1.5%増 | 0.3%減 |
11月 | 7.1%増 | 7.9%増 | 4.6%増 |
12月 | 5.3%増 | 5.6%増 | 4.4%増 |
気温が低下したことに加え、館の販促施策やプレセールにより冬物商材が好調だったという。
立地別にみると、中心地域は総合で7.5%増、周辺地域は4.2%増。中心地域は大都市を中心にインバウンド客による高単価商材が稼働し、売上を押し上げた。周辺地域はテナントの新規出店があったSCや、レジャー需要にも対応する広域商圏型SCが好調となっている。
業種別にみると、「ファッション」は気温低下が進んだことでアウターなどの重衣料のほか、マフラーやタイツなどの防寒アイテムが稼働した。「その他物販」はキャラクター雑貨のほか、化粧品やクリスマスギフトが好調。「食料品」はクリスマス需要や、年末のまとめ買い需要がみられ、「飲食」は国内外観光客や帰省客の来館、忘年会需要があったSCで好調だった。
年末年始の動向としては、レジ客数・売上高・客単価ともに前年より増加したSCが多く、特に大晦日は生鮮食品が盛況。年末は、大晦日に館全体や一部テナントで時短営業とするSCもあった。年始の初売りでは食物販の福袋が人気を集めた。
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