ダスキンは6月9日、マレーシアとカンボジアでドーナツショップを展開するBig Apple Worldwide Holdings(BAWH社)の株式の90%を取得し、子会社化すると発表した。
同社はミスタードーナツを展開しており、海外では、中国(上海)、台湾、韓国、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシアに出店している。
目覚ましい発展を遂げる近隣アジア諸国でのミスタードーナツブランド確立を目指す一方で、新たな価値創造が見込める企業との連携を積極的に検討していた。
BAWH社は2006年12月に設立し、「BIG APPLE」ブランドでドーナツチェーンを展開している。「Every Piece is a Master Piece」のコンセプトで、主に20歳代を中心とする若年層に支持されている人気ブランドで、売上高、店舗数ともマレーシアで最大規模の企業。
すでにマレーシアにおいてミスタードーナツを展開しており、日本のドーナツブランドとして40歳代を中心とするファミリー層に支持されている。
若年層に支持されているBAWH社の「BIG APPLE」とは、お互いに補完しあうブランドとして共存でき、同社が持つマレーシアにおけるビジネスのノウハウと自社が持つフランチャイズビジネスによる多店舗化のノウハウを融合し、購買・物流面での効率化を図る。
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