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青山商事/ショッピングセンター向け業態「NEXT BLUE」を全店閉店

2017年10月20日 19:59 / 店舗

青山商事は11月1日付で、組織機構の変更を実施し、ショッピングセンター向け業態「NEXT BLUE(ネクストブルー)」業態を解消する。

営業本部内にあった「ネクストブルー営業部」を「ザ・スーツカンパニー営業部」に統合する。

営業部の統合に伴い、ネクストブルーの既存店7店は順次、「ザ・スーツカンパニー」への業態転換か閉店をし、全店を閉鎖する予定だ。

<1号店のNEXT BLUEららテラス武蔵小杉店>
1号店のNEXT BLUEららテラス武蔵小杉店

ネクストブルーは、ショッピングセンター向けに開発した新業態で、2014年4月に川崎市の武蔵小杉駅前の商業施設「ららテラス武蔵小杉」に1号店をオープンしていた。

現在、ららテラス武蔵小杉店、イオン松江店、イオンモール春日部店、エミフルMASAKI店、イオン名古屋八事店、ヨドバシ吉祥寺店、モラージュ菖蒲店を運営している。

路面店中心の「洋服の青山」、都心型ビルイン店中心の「ザ・スーツカンパニー」に次ぐ、事業の第3の柱として、30歳代の男女をメインターゲットに展開する。5年で100店、150億円の売上を目標としていた。

広報部によると、「出店数を計画どおりに伸ばすことができずに、ブランドの認知度を上げることができなかった。今後、ザ・スーツカンパニーや洋服の青山の小型店を商業施設に出店していく」という。

<デジタル・ラボの接客>

青山商事では2016年10月から、実店舗とネットの垣根を越えた新コンセプト店「デジタル・ラボ」の展開を開始し、駅前やショッピングセンター内など店舗面積が330㎡でも出店できる小型の「洋服の青山」を出店している。

秋葉原に1号店を出店したのに続き、2017年9月には、「東急プラザ蒲田」と「島忠ホームズ仙川店」にそれぞれ2号店、3号店をオープンしている。

東急プラザ蒲田店と島忠ホームズ仙川店では、店頭でのスーツ注文のうち80%がネット通販を利用した注文となっており、店舗の接客とネット通販の品ぞろえの豊富さを組み合わせた販売が効果を上げている。

今後、ショッピングセンターでは「デジタル・ラボ」のサービスを導入した「洋服の青山」の小型店の出店も検討するという。

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