ネスレ/浅草に中国人観光客向け無人カフェ、ペッパーがおもてなし
2018年02月08日 16:30 / 店舗
ネスレ日本は、旧暦の正月にあたる春節に合わせ、訪日する中国人観光客に向けた「ネスカフェ 和もてなし 無人カフェ」を2月9日~25日、浅草の「まるごとにっぽん」3階にオープンする。
近年、訪日外国人観光客が増加している中で、中国人観光客数が占める割合は高く、彼らの日本の食や文化への関心も高まっている。
また、中国では経済成長に伴い、コーヒーを飲用する習慣も急速に拡大している。
「ネスカフェ 和もてなし 無人カフェ」では、ペッパーなどが無人で、和洋中の有名シェフも認めた味わいの「ネスカフェ 香味焙煎」などの「メイドインジャパン ネスカフェ」を試飲提供する。
「ネスカフェ ゴールドブレンド」などをお土産として購入でき、春節をお祝いする写真サービスも行う訪日中国人観光客向けのカフェとなっている。
カフェ内では、ネスレのIoT対応コーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ 50[Fifty]」、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」などが連携し、注文の受付、コーヒーの提供を無人で行う。
今回設置する「Pepper」には、中国最大手のデジタル決済サービス「Alipay(アリペイ)」や中国語対応アプリも導入。
中国人観光客の呼び込みや、お土産を購入する際の決済を無人で行うなど、「Pepper」が中国語での接客を行う。
同社は、外食店・小売店などサービス産業における人手不足や、訪日外国人観光客への接客対応などの課題を解決する新たな接客サービスを、今回のカフェで試験的に施行する。
さらに、春節のお祝い風習[拜年]と連動した写真撮影・くじ引きのサービスを実施。
中国で新年をお祝いする際の風習「拜年(バイネン)」になぞらえたポーズをする「Pepper」との写真撮影や、春節をお祝いする景品があたるくじ引きのサービスを提供する。
「ネスカフェ 香味焙煎」と「和」のスイーツをセットにした期間限定メニューも販売。
つきぢ田村特製大納言と「ネスカフェ 香味焙煎」のセット、松栄堂特製お餅と「ネスカフェ 香味焙煎」のセットを各500円(税込)で提供する。
2月8日行われたプレス発表会で、同社の島川基・レギュラーソリュブルコーヒービジネス部長は、「日本の誇るロボティクス技術、コーヒーに込めた職人のこだわりを楽しめる『和』のコンセプトカフェ。ロボットによる無人提供、スマホ決済導入で、人手不足に対応。外国語対応もサポートすることで、訪日外国人客への接客における課題を新たなサービスで解決できるよう、取り組んでいく」としている。
■ネスカフェ 和もてなし 無人カフェ
場所:東京都台東区浅草2-6-7 「まるごとにっぽん」3階
営業時間:10時~17時
休業日:2月19日
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