東京地区百貨店/5月の売上は1228億円、2カ月連続マイナスに
2019年06月25日 10:20 / 店舗
日本百貨店協会が6月21日に発表した5月の東京地区百貨店(13社25店)の売上高概況によると、売上高は約1228億円(前年同月比1.6%減)で、2カ月ぶりのマイナスとなった。
店頭1.0%減(構成比91.1%)、非店頭7.0%減(8.9%)だった。
5月の東京地区は、新元号にちなんだ祝賀イベントや福袋などの関連企画が盛況だったほか、各社実施の集客策も奏功した。
気温の上昇とともに夏物アイテム、UV関連商品も活発化し、入店客数は0.3%増と19カ月連続でプラスとなった。
しかし、売上については、連休後の反動や、改装工事による売場面積縮小も響き、1.6%減とマイナスだった。
増勢が続く高額品(美術・宝飾・貴金属)では、宝飾、時計が大幅に伸長した。
夏のコスメフェアも好評な化粧品はUV対策やボディケアが売上を伸ばし、雑貨(1.7%増)トータルで4カ月連続前年をクリアした。
食料品(0.2%減/3カ月ぶり)は、母の日やGW手土産需要の洋菓子のほか、弁当、惣菜、和洋酒、物産展などの食品催事が好調だったが、生鮮食品がマイナスし、全体ではほぼ前年並みとなった。
下旬の記録的な暑さもあり、ビアガーデンは早くも賑わいを見せた。
身のまわり品(1.9%減/2カ月連続)は、ラグジュアリーブランドのほか、気温上昇に伴い晴雨兼用傘、帽子、サングラスが好調だった。男性用日傘は二ケタの伸びを示す店舗も多く見られた。
マリッジ・エンゲージリングを含むアクセサリーや、バッグ、スニーカーも動いたが、パンプス、サンダルは不調だった。
衣料品(2.2%減/7カ月連続)は、ジャケット、ワンピース、カットソー、カジュアルウェアなど夏物衣料が堅調だった。スーツ、ネクタイなどのビジネスアイテムやニットは伸び悩んだ。
6月17日までの中間段階の商況は、3.1%減で推移している。
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