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アインHD/5~10月、リテール事業減益も調剤好調で増収増益

2019年12月04日 10:30 / 店舗

アインホールディングスが12月3日に発表した2020年4月期第2四半期決算によると、売上高1458億5100万円(前年同期比10.7%増)、営業利益83億5400万円(24.1%増)、経常利益87億6200万円(24.9%増)、親会社に帰属する当期利益46億2200万円(27.0%増)となった。

<アインズ&トルペ>
アインズ&トルペ

ファーマシー事業の売上高は1304億9900万円(12.1%増)、営業利益は101億8500万円(29.3%増)と増収増益となった。

出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計10店を出店し、36店の閉店により、グループにおける薬局総数は1106店となった。

引き続き、「かかりつけ薬剤師・薬局」としての機能を発揮するべく、地域医療連携、お薬手帳等を活用した薬剤に関する情報の一元的・継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導の強化及びジェネリック医薬品の使用を促進した。

かかりつけ薬剤師機能のさらなる深耕、薬物治療における課題の抽出と提案、能動的な多職種連携による患者QOLの改善など、医療に積極的に貢献する日々の取り組みの研究成果を発表することで、薬剤師の質向上に向けた社員育成の一環とするべく、全国規模の社内カンファレンス「AINイノベーティブカンファレンス2019」を開催し、教育研修を強化した。

営業開発では、調剤薬局の新規出店とM&Aを活用し、事業規模の拡大を推進するとともに、店舗運営の見直しを進めた。

リテール事業の売上高は、130億9900万円(4.4%増)、営業利益は4億4200万円(19.9%減)となった。

アインズ&トルペ ボーノ相模大野店(神奈川県相模原市)、浅草ROX店(東京都台東区)、ペリエ千葉店(千葉県千葉市)、川崎ゼロゲート店(神奈川県川崎市)、ポールタウン2店(北海道札幌市)、柏モディ店(千葉県柏市)、栄セントラルパーク店(愛知県名古屋市)、大宮アルシェ店(埼玉県さいたま市)、ペリエ海浜幕張店(千葉県千葉市)、BEAUTY FACTORY 横浜ハンマーヘッド店(神奈川県横浜市)の10店を出店し、4店を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は60店となった。

コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」の大都市圏への継続的な出店に加え、「女性が1時間楽しめるお店」をコンセプトに各店舗に応じた戦略的な売り場づくりを行うとともに、本年10月1日にリリースした「アインズ&トルペ公式アプリ」により、ポイントカードをアプリ化し、顧客の利便性ならびにサービスの向上を図った。

積極的な出店戦略により、一時的な出店と販促コストが増加しているものの、「リップス&ヒップス」と「ココデシカ」を始めとするオリジナルブランドの展開に加え、恒常的なコスト低減により、収益力向上に取り組んだ。

11月1日に、メイクアップコスメブランド「DAZZSHOP(ダズショップ)」の事業を承継し、同社の強みであるカラーコンタクトレンズとアイメイク中心の商品展開をアインズ&トルペに積極的に取り入れることにより、取り扱い商品の拡充と新規顧客の獲得を始めとして、海外事業展開を含めた販路拡大など、幅広い相乗効果が得られるものと考えている。

通期は、売上高3003億3000万円(9.0%増)、営業利益187億円(16.4%増)、経常利益192億円(15.4%増)、親会社に帰属する当期利益101億3000万円(12.2%増)を見込んでいる。

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