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大阪・淀屋橋駅/オフィス・商業複合施設、水辺のにぎわい創出

2020年08月06日 16:20 / 店舗

大和ハウス、住友商事、関電不動産開発は8月6日、大阪市中央区の「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合に参画すると発表した。

<淀屋橋駅西地区再開発>
淀屋橋駅西地区再開発

事業の対象地区は、大阪のメインストリートでありビジネスの中心である御堂筋の玄関口に立地しており、北側は、水と緑豊かな環境で大阪の文化・行政・産業の中心である中之島地区に隣接している。

市街地再開発事業の施行により敷地及び建物を共同化し、大阪の国際競争力の強化に資するハイグレードなオフィスを用意。低層部には、御堂筋の上質なにぎわいを創出する商業機能を導入する。

水辺の新たなにぎわいを創出する環境整備を行い、環境負荷低減、防災性の向上に資する建物を整備。2021年工事に着手し、建物は2025年竣工を予定している。

<御堂筋沿道のイメージ>
御堂筋沿道のイメージ

低層部(1階・2階)には、御堂筋の玄関口にふさわしい商業店舗を誘致する。歩行者空間と一体となった風格あるまちなみと上質なにぎわい空間を目指す。

地下鉄淀屋橋駅と地下接続し、バリアフリー化・利便性向上を図るとともに、駅から連続した、ターミナルにふさわしい地下商業空間によるにぎわいを創出する。

御堂筋に面した高さ50mの基壇部屋上階(地上11階)に、一般の人も利用できる眺望空間(基壇部屋上庭園、カフェラウンジなど)を設置し、中之島を一望できる新たなビュー・スポットとする考えだ。

また、土佐堀通側の敷地内のオープンスペース整備、土佐堀川に面した水辺の溜まり空間など大川町公園の再整備により、エリアのシンボルとなる水辺の新たなにぎわい拠点を創出するとともに、中之島を中心とした水辺の回遊性の向上を図る。

さらに、オフィス部分は、大阪の国際競争力を高めるハイグレードオフィスを整備する。大街区化によるワンフロア貸室面積3300m2を超える大阪最大規模のオフィス空間、土佐堀川、御堂筋の眺望が得られる快適で潤いのある執務環境、充実したビジネスサポート機能の導入、非常用電力をはじめ高いBCP機能がそろう。

街区を跨いだエネルギーの面的利用(融通)、再生可能エネルギーの導入により、エリアとしての環境負荷低減に取り組む。

災害時の周辺街区、公共空間への非常用電力の融通、帰宅困難者が一時滞留できる環境整備(スペース、備蓄など)により、淀屋橋駅を中心としたエリアの防災性能の向上、BCD(Business Continuity Districtの略。エネルギーの自立化・多重化により災害時のエネルギー安定供給が確保される業務継続地区)構築を目指す。

<周辺地図>
周辺地図

■淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
施行者:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合
所在地:大阪市中央区北浜4-1他
施行地区面積:約1.7ha
敷地面積:約7200m2
延べ面積:約13万1800m2
主要用途:事務所、店舗、駐車場など
階数/建物高さ:地上28階・地下2階/約135m

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