東急不動産/神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業、2022年度竣工
2020年09月07日 15:00 / 店舗
神六再開発と権利者及び特定事業参加者である東急不動産は9月7日、共に事業を進めている「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の外装・屋上デザインを決定したと発表した。
事業は、表参道と明治通りが交差する神宮前交差点の南⻄角に位置し、2020年1月9日付で権利変換計画の許認可を受けた再開発事業。ファッショナブルな生活文化を創造する魅力ある商業空間の形成を目指す原宿・表参道エリアにおいて、新たなランドマークとして、2022年度の竣工を予定している。
土地の合理的かつ健全な高度利用により、立地特性に相応しい商業拠点などを整備してにぎわいを形成するとともに、安全な歩行者空間の形成、周辺住環境に配慮した再開発を行い、原宿・表参道エリアの更なる魅力向上に寄与する。
事業は、建築家・平田晃久氏が外装・屋上デザインを手掛け、自然と人工の多種多様な要素ー表参道のケヤキ並木や緑豊かな神宮の森や洗練された表参道の街並みなどーが共存する新しい都市を表現している。
外装のコンセプトは「KNIT DESIGN(まちを編む)」で、「原宿・表参道」という街を意識し、古と新との融合、外と内との融合など、共存しながら未来につなげる街づくりをイメージした。
ガラスの外装は2つのエリアに分かれ、凹凸面のumiエリアでは、季節ごとに移りゆく街並みや空、街を行き来する人、ケヤキ並木の緑など、「まち」の姿をガラス面に移しこむ。一方で、フラット面のshimaエリアは、建物内部の「みせ」が発信する賑わい、新しいモノづくりや体験の場を発信する。
施設全体が「まち」と「みせ」それぞれの反射により混ざり合い、ひと・みどり・街並みなど、この街特有のさまざまなものがまちを編む込むニットのように絡み合い、共存する姿を表現した。
ガラスファサードは、熱負荷低減に効果のあるガラスを採用しており、現代的でシャープなデザイン性だけではなく、環境にも配慮したデザインを目指す。
■事業概要
事業名称:神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業
施行者:神六再開発
施行地区:東京都渋谷区神宮前六丁目1000番
用途:店舗、公共公益施設、鉄道用変電施設、駐車場等
敷地面積:約3,085m2
延床面積:約19,930m2
階数:地上10階、地下2階
設計者(設計・監理):日建設計
(外装・屋上デザイン)平田晃久建築設計事務所
施工者:清水建設
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