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テックアット/福岡市にD2C美容ブランドの体験型RaaSストア「NewMe」

2021年06月22日 14:00 / 店舗

テックアットは6月21日、福岡県福岡市の福岡天神西通りに、美容ブランドの体験型RaaS(Retail as a Service:小売業のサービス化)ストア「NewMe(ニューミー)」を9月オープンすると発表した。

<NewMe(ニューミー)の外観イメージ>

オンライン販売だけのD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)ブランドや美容室、サロンのみで販売されている150ブランド以上の美容品を、実際に体験することができる体験型のストア。

「RaaS」は、小売企業が蓄積してきた店舗運営に必要なスタッフの手配、トレーニング、シフト管理、マーケティングデータの活用などを、他企業に提供するBtoBサービスを指す。NewMeの場合は出店が難しい美容品ブランドの実店舗代わりとして運営する。

<商品展示ショールームのイメージ>

店では商品を実際に自身の肌に使って試すことができる。また体験を促進するために、パウダールームやタッチアップスペースも設ける。

美容品は、Web限定や九州未上陸、福岡未上陸の商品などを集め、他の店舗との違いを打ち出す。展示商品は毎月変えることで、来店者はストアに足を運ぶ度に、新たな発見ができるようにした。

<スタジオ&イベントスペースのイメージ>

店舗にはイベントスペースやスタジオも併設し、インフルエンサーや美容品ブランドが定期的にイベントを実施。ライブ配信でショールームの商品紹介などを行い、オンラインとオフラインを掛け合わせた情報や価値体験を提供する。

さらに、NewMeでは実店舗だけではなく、Webプラットホームも運営。最新商品のレビュー記事や一人ひとりの悩みに沿った特集など、顧客目線に沿った独自コンテンツを配信するメディアと、実店舗で体験した商品を購入できるショッピング機能を用意した。Webで販売する商品も店舗で購入ができるようにする。

店舗を運営するテックアウトは、EC事業などを手がける2019年設立のベンチャー企業。

同社では、特にコスメやスキンケアなどの美容商品では顧客が自分に合うかの確認が必要で、オンラインのみでの購入が難しい一方、美容品ブランドもリスクが大きく店舗の出店に踏み出せないことに着目。課題解決を目的に小売業界で関心が高まっているRaaSを活用し、美容ブランドに特化した体験型ストアを開くことにした。

また、上場企業経営者や広告代理店、不動産開発会社を中心に、約1.5億円の資金調達を実施しており、資金を活用して店舗の全国展開とインフルエンサーとの協業などを加速する。

NewMe(ニューミー)
https://newme-cosme.shop/

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