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阪神/来春、阪神甲子園球場南側「甲子園プラス」開業

2021年11月01日 16:10 / 店舗

阪神電気鉄道は11月1日、阪神甲子園球場南側の西宮市所有地に新たに商業施設を建設し、阪神甲子園球場の外野エリアにある「甲子園歴史館」を一部移転・拡張してリニューアルオープンする計画を進めてきたが、今回、施設の名称を「甲子園プラス」とし、2022年3月上旬に開業すると発表した。

<甲子園プラスのイメージ>
甲子園プラスのイメージ

「甲子園プラス」は、歩行者デッキで接続した「阪神甲子園球場」と一体的に運営することで相乗効果を高め、365日にぎわいのある「ボールパークエリア」の形成、さらには、西宮市や民間法人と協働で進めている「スポーツ」をテーマにしたまちづくりに寄与できる施設となることを目指す。

そのため、「野球・スポーツ振興の場」と「地域の憩い・子育て・学びの交流拠点」をコンセプトに、一部移転・拡張する「甲子園歴史館」に加えて、シミュレーション野球の体験施設、野球用品専門店、子ども向け施設、ファミリー層を中心に人気の飲食店などを誘致した。

施設名称「甲子園プラス」には、阪神甲子園球場の隣にある別館建物としての位置づけをシンプルに表現するとともに、ボールパークエリアに新たな「価値」や「体験」をプラスすることの意味を込めた。

施設の顔となる1階は、ファミリー層を中心に人気の飲食店が路面型で出店するほか、関西初出店の大型野球用品専門店などが出店し、地域の賑わい創出を図る。

「野球がもっと好きになれる場所」をコンセプトに、本格プレイヤー向けに野球用品の品揃えを充実させるとともに、ファンが楽しめるような応援・ファッショングッズを幅広くそろえた、新しい「野球スタイル」を発信する野球用品専門店「スタンドイン」などが出店する。

阪神甲子園球場と歩行者デッキで接続する2階は、一部移転・拡張リニューアルし更にパワーアップする甲子園歴史館に、実際に身体を動かして野球を体験する「BE-STADIUM KOSHIEN supported by STAND IN」が加わるほか、併設されるベーカリー&カフェ「リトルマーメイド」の店内にも野球関連の書棚を配置し、歴史館と一体的な空間づくりを図る。

「高校野球」「阪神タイガース」「阪神甲子園球場」の歴史が一堂に会する「甲子園歴史館」は、展示面積が1.25倍となるなど、更にパワーアップしてリニューアルオープンする。「BE-STADIUM KOSHIEN supported by STAND IN」は、シミュレーション野球が体験できる施設。大型スクリーンに阪神甲子園球場が再現され、憧れの甲子園でバッティングやピッチングをしているかのような体験ができる。

3階には、関西初出店となるキッズスポーツ施設「パルクールプレイハウス」やロボットプログラミング教室「プログラボ」を配置し、スポーツ・学び・子育てを通じて、地域の交流拠点となることを目指す。

<施設構成図>
施設構成図

■施設概要
所在地:西宮市甲子園町8番15号
阪神甲子園球場南側
所有者:阪神電気鉄道
※西宮市から土地を借り受け(30年の事業用定期借地権設定契約)
敷地面積:3243m2
延床面積:約5000m2
構造:鉄骨造3階建て

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