阪神電気鉄道とJR西日本は5月9日、阪神電鉄が所有する大阪市福島区の福島5丁目所在の土地と、その土地に隣接するJR西日本が所有する同7丁目の土地を、ホテルと商業施設が入居する複合ビルとして、初めて共同で一体開発すると発表した。
<施設イメージ>

8月に、建築工事着工し、開業は2019年春の予定。敷地面積2584m2に地上12階、延床面積1万1079m2の建物を建設する。
商業ゾーンは地上1階から3階に配置。入居テナントは、エイチ・ツー・オーリテイリンググループである阪急オアシスを予定する。
ホテルゾーンは地上1階から12階に配置。入居テナントは、阪急阪神ホテルズを予定する。
東京オリンピック・パラリンピックなどの開催を控え将来的な客室不足が懸念される中、今回のホテルはビジネス客に加えファミリー客をターゲットに据え、約250室の宿泊主体型ホテルとし、近接するホテル阪神と一体的運用を図る
<計画地>

両社がそれぞれ所有する土地は、大阪環状線の福島駅からは徒歩3分、阪神本線福島駅からも徒歩6分の好立地にあるが、その土地の形状などから、十分な活用が図られていなかった。
これを受け、土地の高度利用を目的とする協議を進め、共同で一体的に開発する計画の合意に至ったもの。
この事業により、国内外から関西へ訪れる観光客増加に伴う宿泊施設の不足に対応するとともに、沿線の利便性をさらに高め、「住みたくなる」、「行ってみたくなる」沿線づくりを推進する。
計画概要
事業主体:阪神電気鉄道、JR西日本不動産開発
所在地:大阪市福島区福島52-1、7-2-1の一部
敷地面積:2584m2
(阪神所有分1785m2、JR西日本所有分799m2)
延床面積:1万1079m2(予定)
建物規模:地上12階建て
建物用途:ホテル、商業施設