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東急/渋谷二丁目17地区市街地再開発事業の新築工事に着手

2021年11月24日 15:20 / 店舗

渋谷二丁目17地区市街地再開発組合とその参加組合員である東急は12月1日、渋谷駅東口エリアで計画する「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」の新築工事に着工する。開業は2024年度上期を予定している。

<施設イメージ>
施設イメージ

事業は、渋谷ヒカリエや青山通りに隣接する地上23階建ての複合施設の整備を行い、渋谷駅東口エリアの新たな賑わい拠点を目指すとともに、渋谷駅周辺の回遊性向上を図るもの。1階~4階の低層部は、商業機能などを配置し、敷地内の広場などと一体的に整備することで、賑わいや憩いを創出する。5階~23階は、渋谷エリアでニーズの高い、駅につながる利便性の高いハイグレードなオフィス(総賃貸面積約2万4950m2、基準階面積約1325m2)を提供する。

また、事業は、脱炭素に向けたサステナブルなまちづくりを目指し、省エネルギー施策を積極的に実施しており、建築物省エネルギー性能評価制度(BELS)の建築物全体評価にて最高ランクである星5つ、さらに「ZEB Oriented」認証を8月31日付で取得した。都内の超高層複合用途ビルでは「ZEB Oriented」認証取得の第一号案件となる。

<出店地>
出店地

さらに、工事期間中も「渋谷二丁目アートプロジェクト」と題して、現地仮囲いにアート作品を掲出することで、建設現場の彩りや渋谷のまちの魅力向上に貢献する。組合構成員であるNANZUKAが会員として所属する日本現代美術商協会(CADAN)と協働し、NANZUKA含む8つのギャラリーから、「都市の移り変わり」をテーマに選ばれた8名のアーティストの作品を掲出する。

両者は事業の推進を通じて、渋谷~青山エリアをつなぐ新たなネットワークを形成するとともに、多様な人々や文化の交流を促進することで、渋谷駅東口エリアの活性化を目指す。

■事業計画の概要
事業名称:渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業
施行者:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合(構成員:塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険、東急)
施行地区:東京都渋谷区渋谷二丁目100番地
施行面積:約0.5ha
敷地面積:約3460m2
延床面積:約4万4500m2
階数:地上23階、地下4階
高さ:約120m
用途:事務所、店舗、駐車場など
設計者:渋谷二丁目17地区設計共同企業体(構成企業:東急設計コンサルタント・三菱地所設計・パシフィックコンサルタンツ)
施工者:竹中工務店

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