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イズミ/広島市に新業態「ゆめテラス祇園」核店舗は無印良品

2022年08月24日 11:50 / 店舗

イズミは8月23日、「ゆめテラス祇園」の新築工事を開始したと発表した。

<ゆめテラス祇園>
ゆめテラス祇園

オープンは2023年夏を予定している。同社によると、「ゆめテラス」は都市型のコンパクトGMSで、買い物の場であると同時に、都市の中の憩いの場として機能することを目指す新業態。ゆめタウン(総合スーパー)の機能のひとつである「憩いの場・集いの場」とゆめマート(スーパーマーケット)の「利便性」を併せ持った業態となる。

ロゴは、グリーンをメインカラーとし、「terrace」の文字に樹木のモチーフをあしらうなど、自然を感じるデザインを採用する。「テラス」には、英字の「terrace」で「自然やゆとりを感じられる憩いの場」と日本語の「照らす」で「人と人をつなぐ地域のコミュニティー拠点」という二つの意味を込めた。

<ゆめテラスのロゴマーク>
ゆめテラス

施設内に、広島の植栽を点在させた遊歩道を設置し、地元の四季を感じられる場所として、地域の人々に親しまれる里山の風景を表現。仕事帰りのショッピング、休日の買い物の際に、訪れた人がなごめる空間を用意する。

多様化するライフスタイルに対応するため、核テナントの無印良品と連携し、マルシェ企画、ワークショップ企画、食育、地域イベントなどに取り組む。

コロナ前まで開催していた「盆踊り大会」の再開、地元生産者とともに地産地消イベントの開催や職場体験の実施など、行政とも連携していく。

同店は、1973年3月、中国地方では初、全国的にもまだ珍しい郊外型大規模店「いづみ祇園ショッピングセンター」として誕生した。その後、「ゆめタウン祇園」などに名称を変え、営業を続けてきた。2020年11月には、耐震基準に満たない建物であるため、顧客と従業員の安全に考慮し、建て替えを発表した。

2021年12月からは同敷地内の仮設店舗にて、毎日の生活に欠かせない食料品、日用品をそろえた食品スーパーを展開している。

安佐南区祇園エリアは、広島市中心部から車で約15分、西側に鉄道のJR可部線、中央にバス路線の旧国道54号線(現国道183号線)、東側にアストラムライン、祇園新道が縦断しており、加えて高速道路の広島ICも近いため、交通インフラが充実している住環境に恵まれた地域。

また、同エリアは現在も人口が増加しており、広島都市圏のベッドタウンとして大きなマーケットを有している。同店の立地は、その中心に位置しており、JR可部線下祗園駅まで徒歩5分、旧国道54号線に面した交通アクセスに便利な所にある。

新店舗では、「日々の豊かさ・憩い・集い」を生みだせる「地域の人々にとって誇らしいお店」をコンセプトに、日々の生活を支え、利便性を重視し、地域とのつながりを大切にする。ネットもリアルも効率よく利用でき、環境にやさしく、快適で健康な暮らしを提供していくコミュニティー拠点を目指す。

デジタルサイネージを活用した最新の情報発信、スマートフォンを利用した買い物サービスを導入するなど、より便利で快適なショッピング環境を提供。ショートタイムショッピングや時間の有効活用など、多様なニーズに対応するため、「ゆめデリバリー」を導入する。

店舗の商品を24時間いつでもネット注文可能で、自宅まで届ける「デリバリー」、または店舗で受け取る「ピックアップ」のどちらかを選択できる。

食品館では、新鮮な生鮮食品、バラエティー豊かな総菜、西日本からえりすぐった逸品、話題の商品を豊富に品ぞろえする。普段の生活に欠かせない日用品や雑貨など、地域の生活拠点として毎日通う楽しみを提供する。環境や健康に配慮した商品、鮮度・品質にこだわった商品も取り扱う。

■ゆめテラス祇園
所在地:広島県広島市安佐南区西原5-19-44
開店予定:2023年夏
敷地面積:約1万2000m2
延床面積:約1万9000m2
店舗面積:約8100m2
駐車台数:351台
建物構造:鉄骨造 地上3階
専門店数:7店舗
従業員数:約250人
建設会社:清水建設

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