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小田急百貨店/新宿店10月4日刷新、コスメとスイーツをワンフロアで展開

2022年09月07日 15:30 / 店舗

小田急百貨店は10月4日、新宿店をリニューアルオープンする。

<地下1階化粧品売り場イメージ>
地下1階化粧品売り場イメージ

新宿駅西口地区開発計画の進行による本館営業終了に伴い、新宿西口ハルクにおける売り場再編工事を実施し、移転リニューアルするもの。

今回「Smart(スマート)」をテーマに掲げ、新宿駅利用者や来街者はもちろん、特に新宿周辺で働く女性に向けて、「私のお気に入りがある店、行きたくなる場所」となることを目指す。地下2階~地上2階、7階の計6フロアのコンパクトな展開。百貨店の提案力を生かしながら、デジタルコミュニケーションを強化することで、「新たな発見や感動」「充実した心豊かな生活」「自分時間を充実させる利便性」を提供する。

中心カテゴリーとなる「食品」「化粧品」「ラグジュアリーブランド」においては、「デパコス」と「スイーツ」をワンフロア展開とした、買い回りしやすい地下1階の化粧品&和洋菓子売り場、好調な高級時計を強化した1階のインターナショナルブティックなどを配置した。

ハルクスポーツで好評のゴルフウェア、ゴルフ用品も継続販売する。情報発信基地としての役割を担うべく、リアル店舗の提供価値として支持の高いイベントスペースやポップアップスペースも開設する。

また、お得意様サロン、レディスクラブカウンターなど百貨店ならではのサービス施設も継続するほか、カジュアルギフトアイテムの品ぞろえを増やし、ECと連携した新しいコンセプトのギフトサロンを設置する。

さらに、新宿店での取り扱いを終了するアイテムについては、ECサイト「小田急百貨店オンラインショッピング」での取り扱いを強化する。町田店や小田急百貨店ふじさわで展開するアイテムを電話注文しオンラインで決済できる「リモート注文サービス」を拡充するとともに、外商顧客を各ブランドの直営店にアテンドして購入する取り組みも推進していく。

12月には、小田急グループが運営する「小田急エース北西館」への食品売り場の出店により、菓子、弁当・パンなど同店の強みである「デパ地下」のさらなる強化を図る計画だ。

各フロアの構成は、地下2階食品売り場では、これまでの生鮮食品を中心とした展開に加え、本館から総菜・弁当・パンなどのショップを移設し、あわせて45ショップがそろう。

地下1階は、コスメとスイーツをワンフロアで展開する。46ショップ(51ブランド)が登場する化粧品売り場では、環境に配慮した素材を使用した店装のショップを開設する。

<地下1階和洋菓子売り場イメージ>
地下1階和洋菓子売り場イメージ

和洋菓子売り場では、化粧品売り場を訪れる自身のこだわりを持つ感度の高い女性の関心を引く展開を目指し、「普通の毎日をちょっと彩る“プチハレ”」をテーマに、大切な誰かへのちょっとしたギフトはもちろん、自分へのご褒美として単品で購入できる商品の提案も強化する。団子の1本売りスタイルが愛される和菓子店などを導入し、あわせて25ショップを集積。定期的に内容を入れ替えながらおすすめスイーツを紹介する「おかし日和」コーナーなども設置する。

1階は、「インターナショナルブティック」を中心に、アクセサリー売り場を併設するほか、外周の路面店区画に、ゴルフ用品店とベーカリーを出店する。

コロナ禍においても好調だった時計ブランドを、従来の時計売り場での展開からグランドフロアに移設しショップ化することで、ブランドとしてのステータスを確立した。また、「銀座・和光」の新業態を導入し、バッグやハンカチを取り扱う。

また、時計だけでなくショップ内のインテリアや調度品も販売する「フランク ミュラー」、数百万円の万年筆など高級筆記具はもちろん、レザーグッズを展開する「モンブラン」、ブランド初となるレザーグッズオンリーショップ「ジョルジオ アルマーニ」といった個性豊かな新ブランドを含め、あわせて14ショップオープンする。

外周路面店舗は、「パリで最もおいしいクロワッサン」といわれるベーカリー「ゴントラン シェリエ」が出店。新宿西口エリアで働く人をターゲットに、クロワッサンを中心に販売するほか、コーヒーも提供する。

また、新しいコンセプトの「有賀園ゴルフ eStand+」を開設。オンラインショップとのオムニチャネルにより在庫を共有し、ネットで選んでその場で購入できるサービスを導入するという。

M2階は、これまでのハルクの強みであったスポーツアイテムの中から、ゴルフウェア9ブランドを展開。ARサイネージでバーチャル試着が体験できるショップなども登場。1階の外周路面店舗で展開するゴルフ用品との買い回りも楽しめる。

2階は、「自分の目と手で選ぶ楽しさ」「フィッティングによる安心感」を提供するフロアとして、ハンドバッグ、婦人靴、婦人服飾雑貨を展開。13ブランドがそろうハンドバッグ売り場では、レザーマイスターが常駐してレザーケアのサービスを行うブティックなどもオープンする。

情報発信基地、また、新たな発見を提供する場としての役割を担うポップアップスペースを新設。2階の取り扱いアイテムにとどまらず、ブランドプロモーション、シーズンモチベーションにあわせた提案、テーマ性を持たせたイベントなどを行うほか、物販以外のプロモーションにも取り組んでいく予定だ。

7階は、ECと連携したギフトサロンに刷新。冠婚葬祭などフォーマルギフトだけでなく、誕生日、母の日・父の日などカジュアルギフトアイテムの品ぞろえを拡充し、「eギフト」商材も提案。便利で自由な購買プロセスの実現を目指してOMO化を進め、商品ごとにQRコードを設置してECへの誘導を図り、商品の詳細やストーリーをEC上で紹介するなどの取り組みを行う。

イベントスペースも設け、館全体の集客機能としての役割はもちろん、「発見」「出会い」「体験」といったリアルコミュニケーションの場として活用する。「食品」「美容」「健康」を強化カテゴリーとし、近年トレンドの特化型のグルメ催事、女性の美と健康をテーマにした企画などを実施する。

■小田急百貨店新宿店
所在地:新宿区西新宿1-5-1
営業フロア:新宿西口ハルク 地下2階~地上2階、7階

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