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三菱地所など/新松戸駅東側に住宅・商業施設・医療モールを整備

2022年12月20日 11:59 / 店舗

三菱地所レジデンス、ミサワホーム、東京建物は12月20日、千葉県松戸市施行の新松戸駅東側地区土地区画整理事業において、立体換地建築物保留床部分取得事業者として立体換地建築物保留床の取得等に関する協定を締結した。

<新松戸駅東側に住宅・商業施設>
住宅・商業施設

松戸市施行の同事業では、地域課題である狭い道路の解消や駅前広場の整備、交通結節機能の強化による質の高い空間づくり、地区北側の斜面緑地の安全対策により、災害に強いまちづくりを推進している。事業期間は2019年8月~2029年3月を予定している。

立体換地とは、整備前の土地に対して、これと同等の資産価値となるよう、立体換地建築物(マンション)の床、その床面積に応じた立体換地建築物の敷地の共有持ち分に権利を変換するもの。三社は同事業のうち、住宅・商業部分の保留床を取得・開発する。住宅を中心に、商業施設、子育て機能、医療モール、教育・文化機能を併せ持つまちづくりを行う。

事業コンセプトは、「地域と住民の新たな交流拠点へ 新松戸『SATO-MACHI-MIRAI』」。「里まち」とは「里山」のような豊かな自然に寄り添い、「ふる里」のようにあたたかな人と人につながりが育まれ、これからのあるべき「まち」として、快適性・機能性・安全性・持続可能性を持った交流拠点を目指す。

建物総専有面積は2万3158m2、そのうち住宅1万9092m2、商業・公共施設4066m2となる予定だ。

<SATO-MACHI-MIRAIがコンセプト>
SATO-MACHI-MIRAI

「松戸市都市計画マスタープラン」においては、同エリアは駅周辺という地区の特性を生かして高度利用や商業機能の誘導を図り、地域のみならず広域的な交流拠点として商業機能を中心に整備すべき地区の一部と位置付けられている。

また、「松戸市立地適正化計画」でも、居住誘導区域かつ都市機能誘導区域として多様な世代の人口定着を図りながら高齢者・障がい者向け機能や子育て機能、教育・文化機能、地域型商業機能等の誘導・充実を図る地区の一部とされている。

<土地区画整理事業の位置図>
土地区画整理事業の位置図

■松戸都市計画事業 新松戸駅東側地区土地区画整理事業
事業手法:土地区画整理事業
施行者:松戸市
所在地:松戸市幸谷字宮下、字溜ノ脇の各一部の区域
施行面積:約2.6ha
事業期間:2019年8月~2029年3月(予定)

■立体換地建築物の概要(想定)
敷地面積:7124m2
構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 地上14階建
建築面積:5582m2
建物延べ面積:3万5848m2
建物総専有面積:2万3158m2
建物用途別専有面積:住宅1万9092m2、商業・公共施設4066m2

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