ロイヤルHD/錦糸町にDX導入の天ぷら店「TEN Labo」
2023年04月10日 14:07 / 店舗
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ロイヤルホールディングスは4月27日、外食産業の構造的課題の解決にチャレンジするDX店舗として、錦糸町に「TEN Labo」(東京都墨田区)をオープンする。
<外観イメージ>
同社はこれまで「中期経営計画2022~2024」において、「時間や場所にとらわれない『食』&『ホスピタリティ』の提供」をビジョンとし、「既存事業の収益性向上」と「戦略的事業の創造」を進めてきた。
このDX店舗では、外食産業における新たなビジネスモデルの取り組みとして、「顧客」「店舗・従業員」「生産者」という産業構造を一体化させたコミュニティビジネスを実現していく。同ビジネスモデルでは、トークンを活用したインセンティブ設計を導入することで、参加者のモチベーション向上や「顧客、店舗・従業員、生産者」との関係性向上、さらなるサービス向上など、多くのメリットが期待できるという。
加えて、AI技術等を活用し、食材の発注や従業員のワークスケジュールの作成等、間接業務の自動化をすることで、従業員が調理と接客に専念できる環境をつくり、顧客体験価値を高めることで、外食産業における生産性向上や働き方改革を進めることを目的とする。将来的には、職人技術の海外輸出も目指し、天ぷら調理における技術の可視化や自動化に向け、AI及びロボティクスを活用した調理の実現を目指す。
<トークン運用のイメージ>
同プロジェクトでは2種類のトークンを発行・運営する。
まず会員証NFT(NFT:譲渡不可能トークン)は、コミュニティ参加に必要なトークンで、紹介や店舗訪問の確認などの条件を満たした参加者にのみ無料で発行される。参加者はこのトークンを使用することで、コミュニティメンバーであることを証明し、貢献を行うことで将来的にインセンティブを受け取ることが可能だ。
次に、貢献ポイントトークンは、プロジェクトでコミュニティに有益な貢献を行った参加者に対して発行され、同トークンは二次市場での取引ができない。登録、店舗訪問、支払い、プロモーション取り扱い、紹介、生産者や店舗・従業員への評価等の条件を満たした場合に発行される。同プロジェクトにおける「会員証NFT」及び「貢献ポイントトークン」については、Mt.SQUAREが提供する「企業向けweb3サービス:JOREN」を活用する。
顧客は、カウンターの1席ごとに用意したタブレットで注文可能。ディナータイムでは、好みの天ぷらを、好きな順番・食べ方で注文し、顧客それぞれの好みに応じて食事を楽しめる。会員証NFTを保有している顧客は、その会員証を席に設置されたタブレットにかざすことで、顧客専用のタブレット機能となり、アレルギーや嫌いな食材の情報等を予め入力することで、より安心できる環境を提供できる。
同タブレットでは、従業員や食材の生産者を評価することができ、「いいね!」することで、労働者や生産者のサービスレベルなどが上がり、結果として店舗のさらなる価値向上につながっていく。
そのほか、いつも注文するメニューの作成や特別メニュー、デジタルボトルキープなど、新しいサービスを利用することで、顧客にとっての特別感や体験価値を得ることが可能だ。
■TEN Labo
所在地:東京都墨田区江東橋3-11-9 CENTURION32 1階
開店日時:2023年4月27日17時
営業時間:11時~15時、17時~22時(21時30分ラストオーダー)
店休日:毎週木曜日
店舗面積:50.64m2
席数:18席
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