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イオン/3月は4年ぶりの花見や新生活で、イオンリテール既存店売上2.2%増

2023年04月10日 14:00 / 月次

イオンが4月10日に発表した3月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.2%増、イオン北海道1.2%増、イオン九州6.4%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海1.6%増、フジ・リテイリング2.5%増、マックスバリュ西日本0.6%増だった。ミニストップは1.0%増、コックス7.1%増、ジーフット9.7%増、キャンドゥ4.5%増だった。

<主な連結各社の3月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 4.4%増 2.2%増
イオン北海道 1.3%増 1.2%増
イオン九州 7.0%増 6.4%増
SM マックスバリュ東海 1.8%増 1.6%増
フジ・リテイリング 5.0%増 2.5%増
マックスバリュ西日本 0.5%増 0.6%増
CVS
専門店
ミニストップ 2.5%減 1.0%増
コックス 5.6%増 7.1%増
ジーフット 4.4%増 9.7%増
キャンドゥ 6.8%増 4.5%増

3月は、4年ぶりの花見や春休みを家族一緒で楽しめる、ごちそうメニューやご当地名産品のほか、新入学、卒業に対応した新生活準備用品の品揃えを強化した。また、トップバリュでは、東北産の希少ホップ「IBUKI」を使用した発泡酒「トップバリュベストプライスバーリアルグラン」や、野菜やお肉など具沢山の「トップバリュもぐもぐ味わうスープ」を新らたに発売するなど、価格優位性のある商品や機能的で付加価値のある商品を拡充した。

総合小売事業のイオンリテールの既存店売上高が9カ月連続で前年を上回った。部門別には、春物衣料や新学期・新生活に向けた準備品のセールスを通じて、カジュアルブランドの花粉対策商品などの販売が好調に推移した衣料品の既存店売上高が前期比約1割伸長した。食品では雛祭りやごちそうメニューの品揃えを拡充したデリカをはじめ、日配、グロサリーの販売が好調となり、既存店売上高が7カ月連続で前年実績を超えた。また、外出する機会の増加に併せて化粧品や花粉症対策商品の販売を強化したヘルス&ビューティケアも13カ月連続で前年を上回り、好調を維持した。

スーパーマーケット事業では、曜日市やポイント販促を強化し、地場の生鮮品など「じもの」食材を使用した「ハレ型」のごちそうメニューやトップバリュの拡販、ベーカリー・冷凍食品など成長カテゴリーの商品の拡充に取り組んだ結果、主要企業10社計の既存店売上高が前年を上回り、既存店客数も5カ月連続で前年を上回る実績となった。マックスバリュ西日本は、3月1日に兵庫プロセスセンターを稼働させた。店舗での製造からヒトやモノなどの運営資源をプロセスセンターに集約し一括製造・安定供給に努めることで、商品・サービスレベルの向上と生産性の改善を図る。

サービス・専門店事業のコックスは、ロングTシャツやパーカー、ボトムなど春物に加え、気温が上昇したことで初夏物衣料が好調に推移した。また、雑誌タイアップ商品の販促が奏功し、既存店売上高は前年比107.1%と引き続き伸長した。

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