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ユニクロ/「前橋南インター店」環境配慮型店舗で消費電力40%削減

2023年04月20日 14:00 / 店舗

ユニクロは4月21日、前橋市の前橋南インターチェンジ近くの商業施設「パワーモール前橋南」内に、ユニクロの新しいロードサイド店舗「ユニクロ 前橋南インター店」をオープンする。

同店は、いま、ユニクロが環境のためにできることに数多くチャレンジした店舗。こうした取り組みは、国内外のユニクロの店舗では初めての取り組みで、竹中工務店の協力を得て実現した。

<消費電力を抑えるための工夫>
消費電力を抑えるための工夫

ユニクロ店舗で消費される電気エネルギーのほとんどは、照明や空調に使用されている。前橋南インター店は、従来のユニクロのロードサイド店と比較して、さまざまな省エネルギー技術を採用することで、照明器具や空調設備など、店舗における消費電力を約40%削減することができると想定している。また、太陽光パネルによる発電によって、同消費電力の約15%をまかなうことができると試算している。

<天窓>
天窓

店内中央の天井には、天窓を採用。店内照明に頼るだけでなく、自然採光を活かし、明るさセンサーによる照明の自動制御も相まって、照明にかかるエネルギーの一部を削減できる。

<ガラスファサード>
ガラスファサード

<ひさし>
ひさし

また、大きなガラスファサードは、天窓と同じく自然採光に役立ち、照明にかかるエネルギーの一部を削減することができる。さらに、庇(ひさし)は、夏と冬の日の入り方を考慮し、店内照明や空調にかかるエネルギーを削減する。

<エアカーテン>
エアカーテン

そのほか、自動ドアにエアカーテンを設置し、店内の気圧と外気とのバランスをコントロールすることで、ドア開放時の外気流入と温度調節された室内空気の流出を効果的に抑制する。

<明るさセンサー>
明るさセンサー

<人感センサー>
人感センサー

店内の天井には、明るさセンサーを設置。店内の明るさを測定し、店内照明をコントロールする。また、ストックルームやバックルームなどに人感センサーを設置、照明のオンオフをコントロールする。無人時は自動的に照明をオフにする。

<CO2センサー>
CO2センサー

店内には、CO2・温度センサーと全熱交換器を設置。CO2濃度(人の多さ)や店内温度を測り、店内のファンを稼働させる。また、店内から排気する空気から熱エネルギー(温度・湿度)を取り出して、外気を取り込む。こうして換気量を最適化し、店内外の熱エネルギーを効率的に利用する。

<リサイクル素材>
リサイクル素材

外壁には、着なくなったユニクロの服を細かく裁断したリサイクル素材を、全体の約30%に活用した断熱材を使用し、断熱効果をもたらすことで、空調にかかるエネルギーを削減する。

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