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ススキノラフィラ跡地/ダイイチ、アインズ&トルぺなど80店舗今秋開業

2023年05月08日 11:44 / 店舗

東急不動産、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ、キタデンは5月8日、北海道札幌市中央区のススキノラフィラ跡地に建設中の「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」の施設名称を「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」に決定したと発表した。

<道内最大級の屋外ビルボード登場>
道内最大級の屋外ビルボード・デジタルサイネージイメージ

「COCONO SUSUKINO」は、「札幌の街に『あそびば』を~昼も眠らない街ススキノへ~」をコンセプトに、すすきのの新しいランドマークとなる複合商業施設として、2023年秋に開業する。

「COCONO」は、場所を意味する「此処(ここ)」と、多様性を意味する「個々(ここ)」に由来する2つの意味がこめられており、「一人でもみんなとでも、訪れる全ての人が自分らしく楽しめる居場所になる」という施設の意志を表現したという。

東急ホテルズ&リゾーツによるライフスタイルホテル「SAPPORO STREAM HOTEL」、TOHOシネマズのシネマコンプレックス、ダイイチの食品スーパー、アインファーマシーズによるコスメ&ドラッグストア、GENDA GiGO Entertainmentのアミューズメント、その他飲食・物販・サービスなど約80店舗が出店する。

地下2階には、イトーヨーカ堂と資本・業務提携を行っているダイイチが、北海道企業ならではの新鮮食材を販売する。

<ダイイチが出店>
ダイイチ

ダイイチは、北海道で初のセルフサービス方式のスーパーマーケットとして創業し、帯広・旭川・札幌で22店舗を展開。65周年という一つの節目となる年に、札幌地区で7店目となる店舗を出店する。

また、ダイイチオリジナル商品の「毎日手作りおはぎ」、セブン&アイ・グループプライベートブランドの「セブンプレミアム」「セブンゴールド」商品も販売。「上質」と「値ごろ感」をあわせ持つ商品を提供する。地下鉄すすきの駅直結という立地を生かし、札幌中心部・地下鉄沿線に在住する生活者に加え、近隣の飲食店のニーズにも対応していく。

地下1階は、北海道内で親しまれている個性豊かな店舗を中心に、バラエティー豊かな品ぞろえで、イートインでの利用、テークアウト、お土産の購入を楽しむことができるマルシェ「COCONO MARCHE(ココノ マルシェ)」が登場。地下2階と地下1階の間の地下鉄すすきの駅との接続部分には、待合スペースを用意する計画だ。

1階は、ススキノラフィラにも入居していたアインファーマシーズによるコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」、アクセサリー・雑貨などの物販店舗、施設の顔となる路面飲食店などがそろう。

「アインズ&トルペ」は、以前の店舗で人気のあったメーク用品、ギフト用品、アクセサリー、タオルハンカチなどの化粧雑貨を取り扱う。昼にもゆっくり買い物ができるよう、既存店舗では少ないカウンセリングコーナーを設置する予定。店舗デザインも、既存店舗とは異なる新しいデザインを採用するとしている。

2階に物販・サービス店舗を集積するほか、飲食店は、3階「COCONO FOODHALL(ココノ フードホール)」、4階「COCONO横丁」を導入する。5~6階に「TOHOシネマズ すすきの(仮)」、7~18階には「SAPPORO STREAM HOTEL」(436室)がオープンする。

なお、日本有数の繁華街・すすきのの玄関口「すすきの交差点」にて、建物と合わせて新たな街のシンボルの一つとなることを目指し、外壁上部に北海道最大のビルボード(北面:3枠で縦約32m×横約13mの約400m2、東面:3枠で縦約32m×横8mの約250m2)を、外壁下部に北海道最大のデジタルサイネージ(縦約26m×横約9mの放映サイズ約230m2)を設置する。

広告に限らず、施設・地域情報など、思わず目を向けたくなる情報を発信することで、街のメディアとしての役割を担いたい考え。

■COCONO SUSUKINO
所在地:北海道札幌市中央区南4条西4丁目1番1
用途:店舗・シネマコンプレックス・ホテルなど
敷地面積:約5157m2
建築面積:約4725m2
延床面積:約5万3038m2
階数:地上18階、地下2階
高さ:約79m
店舗数:約80店舗
駐車場台数:71台(荷さばき用含む)
設計・施工:竹中工務店
完工・開業:2023年秋(予定)

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