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良品計画/古民家一新、滞在施設「MUJI BASE KAMOGAWA」オープン

2023年07月20日 11:50 / 店舗

無印良品を展開する良品計画は8月1日、千葉県鴨川市に、地域に根差した無印良品のある暮らしが体現できる、古民家をリノベーションした中長期滞在型施設「MUJI BASE KAMOGAWA」を全国初のMUJI BASEとしてオープンする。宿泊予約は、7月20日から、Airbnbで開始した。

<MUJI BASE KAMOGAWA>

MUJI BASEとは、日本中にある空き家等の遊休資産を活用し、地域に根差した無印良品のある暮らしを楽しんでもらう拠点。過度なサービスはなく、知らない土地で自宅のように日常を過ごし、地域固有のいとなみに溶け込み、その中で豊かな感性が育まれ、様々な生活の知恵を学ぶことができる、そのような時間を提供できる地域の「拠点」を、今後、日本各地で拡大する。

<夜の外観>

また、MUJI BASEは、首都圏に集中する住宅、使われていない古民家、失われていく郷土文化の継承などの社会課題と向き合いながら、「一つの拠点で暮らす」という常識を超えて、遊休不動産の活用などを通じ、もっと自由な暮らしを提案する。

働き方改革によるワーケーションなど、ライフスタイルが場所にとらわれないものに変化している中、暮らしの拠点を広げ、もう一つの「暮らし」の場として利用できる中長期滞在型施設として展開する。今回の「MUJI BASE KAMOGAWA」は、千葉県鴨川市にある築100余年の古民家を無印良品が企画・デザインを担当し、リノベーションを施した。

<キッチン>

こだわりの空間で、鴨川での日常生活を中長期で楽しんでもらうため予約は2泊以上から受注し、無印良品のアメニティや地域の旬の食材セット(有料)などを提供する。

<旬の食材セット>

また、鴨川地域の生活文化に溶け込む暮らし方の提案として、「食と農」をテーマに地域事業者と協業し、生産者から農業を学びながら体験できるプランなどを、宿泊者限定で提供をする予定だ。8月は、「千葉アクアメロン」収穫体験や、牧場酪農体験などを予定。宿泊日数やニーズに沿って複数のプランを用意している。

現在、「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、地域と課題や価値観を共有し、地域を活性化するさまざまな活動を進める一環。千葉エリアでは、これまでの主な取り組みとして、2014年より鴨川市内釜沼北集落において、棚田保全ならびに里山コミュニティの活性化を目指す「鴨川里山トラスト」活動をスタート、2017年4月には鴨川市と「地域活性化に関する協定」を締結している。

■MUJI BASE KAMOGAWA
所在地:千葉県鴨川市大幡
収容人数:最大5名
料金:5万5000~(2泊3日の場合)
延床面積:156m2
鍵の受け渡し:里のMUJI みんなみの里
(千葉県鴨川市宮山1696番地)にて受け渡し
チェックイン:10時~17時
チェックアウト9時~12時
※喫煙不可

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