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モスバーガー/銀座三越とのコラボ店「モス越」若年層・インバウンド訴求

2023年09月05日 14:18 / 店舗

モスバーガーを展開するモスフードサービスと、三越伊勢丹は9月6日~19日、デパ地下クオリティのハンバーガーを販売する特別店舗「モス越」を、銀座三越(東京都中央区)にオープンする。5日に記者向け内覧会が行われた。

<銀座三越の榎本店長とモスフードサービスの中村社長>

今回の企画は、同期間中に銀座三越で開催する秋の食品イベント「銀座三越 ココロの真ん中に響く食」の一環。新館9階 銀座テラスにテークアウト専門店を設け、銀座三越のデパ地下でも人気の「なだ万厨房」や「浅草今半」など7ブランドの味をスペシャルなハンバーガーに仕上げた。限定品のバーガーに加えてグッズも販売する。

<店舗外観>

今回のコラボについて、銀座三越の榎本 亮 店長は「同店は、国内のみならず海外の方も訪れる銀座で、世界でも話題となるコンセプショナルストアを目指し、さまざまな取り組みに努めている。モスバーガーとの共創を通じて、質の高い新たな食文化への挑戦をしていく。今回の取り組みをきっかけに、普段、百貨店に来ることの少ない顧客にも楽しんでもらいたい」と述べた。

一方、モスフードサービスの中村 栄輔 代表取締役社長は「顧客に高品質な商品を提供する取り組みなど、親和性の高さからコラボする運びとなった。銀座三越の名店の食材を使用させていただき、銀座の一等地で商品を販売できることは願ってもないこと。どの商品も自信作だ」と語った。

<銀座三越の小泉バイヤー>

銀座三越の小泉 雅昭 第一営業バイヤーは、今回モスバーガーを選定した理由について、「日本の国産バーガー店と組みたいと考え、モスバーガーとコラボした。客層の拡大、商品力のアピールどちらも狙いとなる。商品をバンズではさんで提供する知見がなかったため、参考になった。今回、初めてのコラボのため、今後の展開については終わってから検討していく」と説明する。

<モスフードサービスの濱崎部長>

モスフードサービス マーケティング本部の濱崎 真一郎 商品開発部長は「商品開発のために何度も銀座三越に足を運んだが、想像以上に30~40代の顧客が多く、若年層をターゲットにしている現在のモスバーガーとの親和性を感じた。出店を通じて顧客を増やし、銀座に訪れる海外の方にもモスバーガーの味を知ってもらいたい」と話す。

<限定バーガー計7品販売>

商品は、「なだ万厨房」のだし香るテリヤキソースと黒毛和牛のパティを楽しめる「銀座テリヤキバーガー」(税込1601円/各日300点限り)や、「パティスリーモンシェール」の「フルーツケーキサンド」など限定バーガー計7品を販売する。コラボ限定グッズ「モス越 ウォーターボトル」(1980円/1本500ml)も用意。販売商品のラインアップは週替わりで変更する。

商品開発の苦労について、濱崎部長は「ハンバーガーに合う食材は限られる。名店の食材は、単体では完成しているが、ハンバーガーと合わせた時に食感を損なうこともあるため、組み合わせやバランスに苦労した。商品化した物はどれも貴重な食材で、コラボ用に新開発してもらった物もある。だが、苦労した以上に、銀座に出店できる期待感が高まり、商品を作っていて楽しかった」と明かした。

■モス越
所在地:東京都中央区銀座4丁目6−16 銀座三越新館9階 銀座テラス テラスルーム
開催期間:Part1 9月6日~12日、Part2 9月13日~19日
営業時間:10時~20時(ラストオーダー各日終了30分前/最終日16時終了)

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