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セブンイレブン/地域シェアと平均日販に相関関係、12県の出店強化

2023年10月31日 19:10 / 店舗

セブン&アイ・ホールディングスは10月31日、セブンーイレブンの出店地域における店舗数シェアと平均日販に相関関係があるため、出店強化エリアを明確にする戦略を明らかにした。

<セブンイレブン>
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同日開催した「IR Day2023」で、国内CVS事業統括の永松文彦セブンーイレブン・ジャパン代表取締役社長は、「地域における店舗数シェアと平均日販の相関関係を見ると、シェアが高いほど売上が高い、逆にシェアが低いほど売上が低いという状況になっている。セブンーイレブンがトップシェアを確保できている地域は平均日販が高い。そこで、トップシェアでないところの出店をより強化する。出店が進んでいるところは、スクラップ&ビルドで活性化を図る」と出店戦略の概要を説明した。

現在、人口構成の変化や人の流れの変化に合わせて、出店基準と投資基準の見直しを実施。より生産性の高い、そして不採算店舗が出ない出店を進めている。

重点エリアは、青森県、秋田県、岩手県、富山県、石川県、福井県、島根県、鳥取県、香川県、愛媛県、高知県、徳島県の12県で、2023年上期は物件契約数を大きく伸ばした。2024年以降の出店増加へ向けて継続的な対応を図る計画だ。

永松社長は、「この3年間、コロナ禍でなかなか開発業務が進まなかった。やはり、出店は人と人があって直接、説明する必要がある。今年から、ここを強化をして、人員の増員ということを図っている。数字は言えないが、今後、来年、再来年と出店数については加速をする」と述べている。

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