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島村楽器/金沢フォーラスに森を感じながら楽器を選ぶ新ブース

2023年12月04日 11:50 / 店舗

島村楽器は12月1日、石川県金沢市で木材販売加工を行うフルタニランバーとコラボレーションし、「島村楽器 金沢フォーラス店」内に「能登ヒバ」を使用したギターを展示する新しいブースをオープンした。

<新ブース(仮配置)>

新しいブースは、実際に楽器に使用される木材そのものが持つ香り・音色などの特徴とともに、産地となる森林のイメージや価値、地域の里山保全への意識を嗅覚、聴覚、視覚、触覚、そして知識とともに育みながら能登ヒバを使用した楽器を試奏できる体験型イベントスペース。ブースデザインにも木材を活用し、お客や店舗販売員が「能登ヒバ」と最大限にふれあうことができる空間環境をつくった。

店頭楽器の案内にあたり、店舗販売員は木材の座学・伐採現場研修などを受講。木材価値を伝えるスペシャリストとして案内をする。また、ブースでは普及宣伝のため、森の映像素材の店頭放映を同時に行っている。

能登ヒバとは、石川県の県木。県独特の造林樹種で、能登半島で広く造林されている。現在、その造林面積は1万2317haで輪島市、穴水町を中心に分布している。特徴として独特の強い香りがある。独自成分ヒノキチオールを含んでおり、高い耐久性耐水性を有し、住宅の土台や水廻りに用いられる事が多い樹種。「アテ」は素材名称、「能登ヒバ」は製品名称となる。また、能登のアテ林業は、2023年5月31日に林業遺産に登録された。

「能登ヒバ」のアテ林業から出材する丸太は、従来の林業において用途が限られているため、需要が少なく生産者側が再造林に向かうモチベーションが低い傾向にあり、昨今の供給体制に影響しているという。

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