品川インターシティ/商業棟を大規模リニューアル、26年3月に新フードエリア導入
2025年09月01日 11:47 / 店舗
日鉄興和不動産は9月中旬以降、「品川インターシティ」(東京都港区)の商業エリアを大規模リニューアルする。
「品川インターシティ」は、オフィス棟3棟・商業棟・ホール棟からなる超高層大型複合ビルで、1998年11月に開業し、品川駅港南口の再開発の起点となった。現在、品川駅周辺エリアでは大規模な再開発が進み、新たな交流施設や緑豊かな公園空間が整備され、街全体が活気に満ちているという。
こうしたエリアの躍動を背景に、人々がつながる唯一無二の特別な場としてリニューアルを実施。食と体験を融合させた施設構成によりブランド価値を再定義する。新規店舗は2025年9月中旬より順次オープンし、2026年3月にリニューアルが完了する予定だ。
まずB棟地下1階の飲食エリアでは、9月に「炭焼き屋 こもれ火」がオープン。11月には「焼鳥さむしん そのに」が登場し、いずれも品川駅周辺では初出店となる。
2026年1月には、同フロアにセガサミーグループが運営するダンススタジオを新設。来年春開校予定のスタジオ内ダンススクールでは、D.LEAGUE所属チーム「SEGA SAMMY LUX」(セガサミーグループ運営)のメンバーによる特別レッスンを一部のカリキュラムで実施するという。
3月には、Shop&Restaurant棟地下1階に、日本最大の駅直結ブルワリーレストラン「YONA YONA TOKYO BREWERY」が誕生。都内で6店舗を展開する「YONA YONA BEER WORKS」の旗艦店として、過去最大規模となるビアレストランとなる。店内の醸造所から直接提供されるフレッシュなビールを堪能可能。なお、ヤッホーブルーイングが都内に醸造所を設けるのは今回が初めて。
さらに同フロアには、多彩な食が集う新フードエリア「シナテラスキッチン」も導入。「Spice Theater」や「野方餃子 品川酒家DINING」など港南エリア初出店を含む個性豊かな4店舗に加え、自由に食を楽しめる共用エリアも新設する。ファミリー層から周辺のオフィスワーカーまで幅広いニーズに応え、食を通じたにぎわいと交流を育む。
■品川インターシティ施設概要
所在地:東京都港区港南2-15-1~4
延床面積:33万7126.4m2
階数:地上32階・地下3階・塔屋1階
構造:鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工:1998年11月
事業者:日鉄興和不動産、住友生命保険、大林組
環境認証:CASBEE不動産認証Sランク
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