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ビジョナリーHD/2022年度売上321億円、全店の2割「次世代店舗」に

2018年06月19日 15:50 / 経営

ビジョナリーホールディングスは6月19日、中期経営計画(2019年4月期~2022年4月期)を発表した。

<星崎社長>
星崎社長

計画の最終年度には、売上321億2000万円、営業利益25億円(営業利益率7.8%)を目指す。

目標の達成に向け、「次世代型店舗」への移行、商圏に合わせた出店の継続、人材採用と教育の継続、目の健康プラットフォームを通じたM&Aを推進する。

2015年より同社グループが掲げるアイケアサービスを拡充・先鋭化させ、新規客数と客単価の向上による売上増加を図る。

具体的には、新しく導入される検査機器群、お客個人の空間を確保した店舗レイアウト、高単価店舗にふさわしい上質な店内環境を整備した「次世代型店舗」の出店を強化する。

この「次世代型店舗」は、高度な検査、眼のリラクゼーション、補聴器の販売を手掛ける高付加価値サービスを提供している。

昨年11月旗艦店として刷新した高田馬場本店のほか、現在4店舗で移行が完了している。

高田馬場店は、改装前後で客単価15%以上、買上率10%以上の向上を実現しており、新規客割合も増加している。

この実績を基に、他店舗についても「次世代型店舗」への移行を進める。

また、収益の安定化の観点で実績のあるコンタクト定期便やハイパー保証制度も継続拡大する。

さらに、技術革新を通じた新たな市場の開拓を目指し、「視覚拡張」をキーコンセプトに「見え方」「かけ心地」にこだわったメガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の商品開発を進めている。

同事業領域における人材強化、ソリューション化に伴うアライアンスや業務・資本提携等を通じて事業基盤の強化を図るとともに、早期の市場投入並びに当該事業領域での成長加速を目指す。

6月19日に行われた2018年4月期決算説明会で星崎尚彦社長は、「トータル検査や眼のリラクゼーションを取り入れた次世代店舗の旗艦店となる高田馬場店では、改装前に比べ眼鏡の販売単価が3万1523円から4万7854円になり成果をあげている。遠くからでも同店にいらっしゃり、いい眼鏡を作りたいというご要望がある。遅くとも中計最終年度までには全店の2割を次世代型にしたい」。

また、今後の出店計画に関し、「毎年12店の新店出店、既存店の移転・改装6店を想定している。2017年にM&Aした2社は、当社のマーケティングや商材を投入することで、売り上げを伸ばしている。今後の全国ネットワークの強化には、中小眼鏡店のロールアップが重要になってくる。立地や居抜きなど条件がよい物件、廃業せずに協業を希望する店があれば積極的に出店していく」と説明した。

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