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メガネスーパー/過大請求900万円が判明、眼鏡の福祉販売

2023年09月06日 12:05 / 経営

メガネスーパーを運営するビジョナリーホールディングスは9月5日、グループ全店舗の福祉販売における眼鏡代金等の医療扶助申請について、900万3161円の過大請求が判明したと発表した。

メガネスーパー

過去10年間(2013年5月~2023年6月2日)の、全ての福祉販売のPOS 販売データをさかのぼり、調査を行った。対象期間中、総福祉販売数2万1190件(売上金額6億4618万4787円)中、過大請求と判断された福祉販売の件数は2773件(総福祉販売数の13.0%)、その売上金額は6551万1802円(総福祉販売売上金額の10.14%)であり、過大請求等の売上金額のうち過大請求部分は900万3161円(総福祉販売売上金額の1.39%)だった。

福祉販売の正しい方法につき、社員に対する研修、教育が不十分だったこと、正しい福祉販売がなされるためのPOSシステムの整備といったハード面のシステム化がなされていなかったことが原因で過大請求が起きたという。

なお、これまでの調査により、過大請求等の原因を十分に特定できたこと、また、過大請求等にかかる自治体の返還請求権は、5年の経過により時効消滅し(地方自治法236条1項)、10年よりもさらにさかのぼって調査しても、消滅時効期間が既に経過した部分については自治体が受け取らない可能性がある(既に複数の自治体から消滅時効期間を経過した部分は返還を受けられない旨の回答あり)ことから、調査はひとまず完了。再発防止策の早急な実施と福祉販売の再開に注力していく
としている。

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