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東急/SHIBUYA109の運営会社設立

2017年01月31日 22:50 / 経営

東京急行電鉄は1月31日、SHIBUYA(渋谷)109を運営する専業新会社を設立すると発表した。

100%子会社である東急モールズデベロップメント(TMD)のSHIBUYA109事業(109事業)について、最先端の流行発信や文化創造を続けるブランド力の強化を目的に、4月3日付で、会社分割により109事業に特化したSHIBUYA109エンタテイメント(109エンタテイメント)を設立する。

<新会社の概要>
新会社の概要

新会社は、SHIBUYA109、109MEN’S、SHIBUYA109ABENO、SHIBUYA109KAGOSHIMA、109MEN’S天神コア、109MEN’S4丁目プラザの6店を運営する。2015年度の6店のテナント売上高は262億円だった。

SHIBUYA109は、1990年代後半から、他にはない個性的なブランドをいち早く誘致することで、「マルキュー系」といわれるファッショントレンドを創り出し、カリスマ店員ブームや若者起点のムーブメント・カルチャーを創造してきた。

しかしながら、近年はSNSなどの普及による若者のライフスタイルやマインドの急激な変化に加え、オーバーストア、インバウンドの増加など事業環境が激変しており、それらに迅速に対応していくとともに、時代をリードするための新たな挑戦が必要なステージに立っている。

109エンタテイメントの設立により、時代の先端を担う「新しい世代」(アラウンド20の若者)の生態や動向を素早くとらえ、機動的に対応できる効率的な組織体制を構築する。

<新会社の機能>
新会社の機能

発信力のある個人やスタートアップ企業を発掘し、夢や願望の実現をサポートするインキュベーション機能、これまで培ったノウハウを生かし、各種イベントやフェスを外部企業と共催するイベントプロデュース機能を強化。

「新しい世代」の流行やニーズを取り込む仕組みを作り、各種マーケティングソリューションを開発するマーケティング・コンサルティング機能、映像メディアとの協業で、渋谷から新たなムーブメント・カルチャーを発信するメディア機能、SHIBUYA109ブランドを活用したオリジナル商品などを開発・販売する小売機能を強化し、コンテンツ創造の拡充に取り組む。

各機能や各種エンタテイメントに精通し、109事業・ブランドに理解・共感する人材の採用や、他社とのアライアンスを積極的に推進し、新たな流行や文化が継続的に生まれる仕組みを整備することで、これからの時代を担う「新しい世代」の夢や希望を実現するという。

■SHIBUYA109
http://www.shibuya109.jp/

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