東急/川崎市・鷺沼駅の改良工事を今冬開始、商業・住宅などの複合開発2031年竣工

2025年07月28日 15:37 / 店舗

東急と東急電鉄は今冬、鷺沼駅前地区市街地再開発組合が施行する「鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」と連携して、鷺沼駅(神奈川県川崎市)改良工事を開始する。

<駅まち一体の都市空間整備イメージ>
東急

再開発組合は、2024年11月に組合設立認可を受けて同再開発事業を推進しており、東急は事業協力者として支援している。同再開発事業は、商業・住宅・公共施設・交通広場からなる複合再開発を通じて、駅を中心に多様なライフスタイルに対応した都市機能集積と交通結節機能の強化を図り、地域生活の核となる拠点形成を図るもの。

工事は、同再開発事業と連携し、駅から商業施設、公共施設、周辺地域をシームレスにつなぐ歩行者動線を整備することで、田園都市線鷺沼駅周辺の交通利便性と回遊性の向上を目指す。

<主要機能配置図>
東急

具体的には、再開発ビル(商業施設・住宅・公共施設・交通広場・駐車場などからなる複合施設全体を指す)地下1階に直結する改札口を新設し、交通広場と駅をつなぐ動線を整備することで、鉄道とバス・タクシーなどの乗り換えをスムーズにする。

さらに、再開発ビル側と駅北口側をつなぐ南北自由通路を新設することで、駅を挟んだ南北の分断を解消。この自由通路には商業施設を整備し、駅・再開発ビルが一体となった駅前広場空間の創出によって、賑わいあふれる「鷺沼駅前地区」を実現するという。

鷺沼駅の改良工事は、2031年度竣工予定。その後、2035年度に北街区が竣工するスケジュールとなっている。

■鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業
施行者:鷺沼駅前地区市街地再開発組合
(構成員:セレサ川崎農業協同組合・横浜銀行・三井住友信託銀行・東急・東急ライフィア・東急プロパティマネジメント)
施行地区:神奈川県川崎市宮前区鷺沼1、3および小台1丁目の各一部
施行面積:約2.3ha
敷地面積:駅前街区約1万1170m2、北街区約3680m2
延床面積:駅前街区約8万3193m2、北街区約2万6123m2
構造・階数:駅前街区RC造(一部S造・SRC造)・地上32階~地下2階、北街区RC造(一部S造)・地上19階~地下2階
建物高さ:駅前街区約133m、北街区約89m
主要用途
駅前街区:商業・公共施設(市民館・図書館・大ホール)・住宅・事務所・駐車場等
北街区:公共施設(区役所・小ホール)・住宅・駐車場等

川崎市/鷺沼駅前地区再開発事業、総事業費880億円

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