青山商事/アメリカンイーグルの業績不振で特別損失38億円
2017年05月02日 19:30 / 経営
青山商事は5月2日、連結子会社であるイーグルリテイリングの業績不振により特別損失38億1000万円を計上すると発表した。
内訳は、イーグルリテイリングの株式評価損8900万円と、イーグルリテイリングへの貸付金貸倒引当金37億2100万円。
90%出資の子会社であるイーグルリテイリングは、American Eagle Outfittersの日本販売総代理店で、2012年4月に「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」1号店を開店し、2017年3月末で34店舗を展開している。
しかし、円安に伴う値上げ影響等による客数減やファストファッション全体の冷え込み等により、売上高は計画に対し大きく下回り、加えて次年度の黒字化に向けて過剰在庫の処分を実施したことなどから、営業利益についても計画を大きく下回り、監査法人と協議の上、2017年3月期個別業績において、特別損失を計上する。
2017年3月期の個別業績予想を、売上高1896億5000万円(前回予想比1.4%減)、営業利益187億1100万円(6.4%減)、経常利益197億9800万円(3.7%減)、当期純利益86億6500万円(29.6%減)と下方修正した。
イーグルリテイリングについては、日本におけるブランド力の発揮は相応に認められるものの、今後は現在進めている再建策を着実に実行に移し、次年度における業績の回復を目指すとしている。
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