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三菱地所/丸の内エリア、15年で店舗数が3倍の870店舗に

2017年09月05日 15:00 / 経営

三菱地所は9月5日、丸ビル竣工から15年間が経過し、新丸ビルも今春に10周年を迎えたと発表した。

丸の内エリアではこの15年で、12棟を再開発し、同社ビルの延床面積が約1.57倍の272万7000m2に広がった。

2001年に丸の内の目指す姿を「世界で最もインタラクションが活発な街」と定め、街ブランド戦略を進めるとともに、2002年の丸ビル竣工を皮切りに、2003年~05年には各1棟を竣工、2007年には新丸ビルを竣工させた。

ビル単体の開発だけではなく、従来は銀行店舗が立ち並び、毎日15時には路面の銀行店舗のシャッターが下ろされ、閑散としていた丸の内仲通りを再整備した。

それまでのビジネスに特化した街から、多様性のある街へと転換を図るため、来街者を広く迎え、街を回遊できるような環境を創出するため、歩道を広げ、沿道には飲食店やブランドショップを誘致し、人の流れが生まれるようになった。

<店舗数の推移>
店舗数の推移

普段使いからハレの日まで多彩な飲食店を誘致するなど、一大商業地となり、ビル内の店舗数は約280店から約870店と3倍にも拡大した。

丸の内エリアはかつての「月曜から金曜の街」ではなくなり、歩行者交通量の結果、平日で約1.2倍、休日で約2.5倍も来街者が増加したという。

<1992年頃 丸の内再構築前の空撮写真>
1992年頃 丸の内再構築前の空撮写真

<2017年 丸の内空撮写真>
2017年 丸の内空撮写真

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