ファミリーマート/Tポイント運営会社の株式をCCCに譲渡、楽天・dポイント導入
2019年04月10日 18:40 / 経営
ファミリーマートは4月10日、現在保有するTポイント・ジャパン(TPJ)の全株式を、TPJの親会社であるCCCマーケティングに譲渡すると発表した。
株式譲渡後も、従来から買い物に利用できるTポイントとの連携は継続するという。
<ファミリーマートのTポイント紹介ページ>
出典:ファミリーマートホームページからキャプチャ
11月からは、Tポイントのほか、NTTドコモが提供する「dポイント」と楽天ペイメントが運営する「楽天ポイントカード」を導入する。
Tポイント・ジャパンとファミリーマートは、2007年からファミリーマートにおいて共通ポイントサービス「Tポイント」を導入し、2015年からTポイント・ジャパンの株主として、Tポイントの価値拡大を図ってきた。
Tポイントのデータベースを活用したCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)や販促の最適化、商品の品ぞろえなどのマーチャンダイジングといったデータベース・マーケティングに取り組み、顧客満足度の高い店舗作りやサービス提供を行ってきた。
CCCマーケティングは、「今般のファミリーマートにおけるポイントサービス多様化の方針を受け、多様化によるアライアンスパートナーへの影響を鑑み、ファミリーマートに対して保有するTポイント・ジャパンの全株式売却を要請し、今回、ファミリーマートが保有する全TPJ株式を取得する契約締結に至った。Tポイント・ジャパンとファミリーマートは、今後も良好な関係を維持していくとともに、ファミリーマートでの共通ポイントサービス『Tポイント』を継続して提供する」とコメントしている。
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