美濃屋吉兵衛商店/かまぼこなど製造販売、破産手続き
2019年05月23日 10:00 / 経営
東京商工リサーチによると、美濃屋吉兵衛商店は5月20日、事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。負債は現在、調査中。
旧美濃屋吉兵衛商店(MKS、2017年10月特別清算開始決定)の事業承継を目的に、K.S.Cの商号で設立した。
2016年3月に現商号に変更し、同年9月に旧:美濃屋吉兵衛商店から会社分割を受けた。
本社同所に工場を設置して小田原市内と箱根町に直営店を展開。かまぼこなどの水産練製品を主体に、梅干、塩辛などの製造販売を行っていた。
一般小売のほかに百貨店での催事販売も行い、2017年1月期に売上高4億941万円を計上した。
しかし、旧:美濃屋吉兵衛商店が2015年1月に民事再生法の適用を申請した影響を受け、金融機関からの資金調達が制限を受けるなかで販売不振に陥り資金繰りがひっ迫した。
旧:美濃屋吉兵衛商店の民事再生法申請(2015年3月に申請を取り下げ)に引き続き、今回の措置となった。
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