消費者庁など/食品ロス削減で、外食時のおいしく「食べきり」ガイド公表

2019年05月22日 17:58 / 行政

消費者庁・農林水産省・環境省は5月20日、外食時のおいしく「食べきり」ガイドを公表した。

<外食時のおいしく「食べきり」ガイド>
外食時のおいしく「食べきり」ガイド
出典:消費者庁発表資料(以下同じ)

4月19日に開催した「もったいないを行動に!食品ロス削減のための戦略企画会議(外食分野)」での議論を踏まえ、関係省庁と連携し、新たな啓発資材としてガイドを作成したもの。

ガイドでは、食べきれずに残した料理を「持ち帰り」できることを示した店舗ステッカーについて、自己責任で持ち帰りができることを明示したステッカーの取組事例を掲載した。

<料理を「持ち帰り」できることを示した店舗ステッカー>
料理を「持ち帰り」できることを示した店舗ステッカー

ガイドでは、消費者に向けて、できたての最もおいしい状態で提供された料理を食べ、自分自身の食事の適正量を知り、食べきれると思う量を注文すること、食べ放題の店では、元を取るために無理をして皿に盛ったり、食べ残すのはやめようと呼び掛けている。

宴会の幹事に向けては、乾杯後の「30分」とお開き前の「10分」は、席を立たずに料理を楽しむことにより、食べきりを実践する3010運動を推奨している。

飲食店に向けては、おいしく食べきってもらうように、料理を出すタイミングや、客層に応じた工夫やお客が、食事量の調整・選択ができるように、小盛りや小分けの商品をメニューに採用することなどを呼び掛けた。

日本国内で発生している「食品ロス」年間643万トン(2016年度推計)のうち、外食産業では、133万トンもの食品ロスが発生している。

地方公共団体で、食品ロス削減の観点から、飲食店での啓発の取組として、食べきりに取り組む店舗数の把握を行っているのは、2018年度で149自治体(前年度 89 自治体)、店舗数は合計で、1万3650店(前年度9914
店)となり、徐々に増加している。

食品ロス削減に向けた取組について(消費者庁)

外食時のおいしく「食べきり」ガイド

消費者庁/アマゾン、楽天など「送料無料」表示の見直し事例紹介

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