ヤフー/ZOZO子会社化でEコマース日本一目指す
2019年09月13日 17:10 / 経営
ヤフーは9月12日、ファッション通販サイトZOZOTOWONを運営するZOZO株式を公開買付けし子会社化すると発表した。ヤフーとZOZOは同日付で、資本業務提携を公表、共同記者会見を開いた。
ZOZO創業者の前澤友作氏が保有する株式30.37%のうち、21.34%を前澤氏から取得。公開買付では、1株2620円で買付けし、買付代金総額は4007億3659万8000円、買付後の所有割合50.10%を予定する。公開買付後もZOZOは上場を維持する。
ZOZOでは、前澤友作社長が同日付で辞任し、NTTデータ出身の澤田宏太郎取締役が代表取締役社長兼CEOに就任した。前澤氏はZOZOとの契約関係はなくなるが、創業者として、ZOZOの一定のイベントには参加するという。
ファッション好きをメイン顧客としてきたZOZOと、幅広い世代・客層に活用されているヤフーがそれぞれ主要顧客を相互送客し、ともに客層を拡大。ファッションECが手薄だったヤフーは、今秋開始予定のオンラインショッピングモール「PayPayモール」にZOZOが出店することで、豊富な品ぞろえと女性を中心としたユーザーを取り込む。ZOZOとしても、服は買うがそこまでファッションに興味が薄いユーザーをヤフーから誘客できると判断した。
記者会見で、ヤフーの川辺健太郎社長は、「ZOZOと提携することで、両社の顧客、利益を爆増させる。ZOZO子会社化は、約4000億円と当社としても過去最大級の投資。今まで最大の買収は旅行予約サイトの一休だが、同社を4年で旅行事業の1.9倍の取扱高に成長させた。そのノウハウをZOZOに注ぎ込む」。
「2020年代前半には、国内ECナンバーワンになるという当社の目標が現実的になってきた。2019年見込みで営業利益は、ヤフー約700億円、ZOZO約320億円と1000億円を超える規模となる。広告と並ぶ収益の2本目の柱として、Eコマース事業を育成していく」と説明した。
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