国分/無人コンビニ「スマピット」展開、他社無人店に商品供給も
2019年09月13日 17:20 / 店舗
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国分グローサーズチェーン(KGC)は9月13日、無人コンビニ「スマピット」を年内に東京23区で10店に拡大すると発表した。
同日都内で行われたプレスミーティングにおいて、横山敏貴社長が明らかにしたもの。昨年10月から、東京都内で亀戸のKGC本社、日本橋の国分グループ本社、東陽町の国分首都圏本社の3カ所において「サテライト ショップ システム」として実験導入していた。今秋以降、「自販機以上・コンビニ未満」をコンセプトに本格的に展開していく。
スマピットは、商品管理はKGCで行い、飲料、食品、日用品など約5000アイテムから最適な商品をチョイス。セルフレジで交通系ICカードで決済するため、24時間利用可能になっている。
横山社長は「サテライト ショップ システムと呼んでいた無人・省人化店舗サービスをあらためてスマイル、スマートで、キャッシュレスでピッと会計可能、ピットインのようにさっと買物ができる店という意味を込めて『スマピット』と名付けた」。
「実験店で、自販機に比べ、オープンケースにするほうが飲料の売れ行きが良いことがわかった。弁当の需要も大きいが、無人店の制約があるので、オフィスおかんと提携し、同社の総菜などを導入することでカバーする。今後は、他社のオフィス向けの商品・サービスと連携し、商品をスマピットでひとまとめにして販売することもやっていきたい」と話した。
また、他社の無人店向け商品供給サービスも開始し、9月末現在の520カ所から、年内には800カ所を超える予定だ。
<無人店向け商品供給サービス>
※出典:9月13日KGC展示会資料
同サービスは、タブレットで簡単に注文でき、KGCで商品提案・開発、SVオペレーション、物流機能を担う。初期登録料税別15万円、月額利用料10万円、契約期間は2年間となっている。
横山社長は、「無人店はIT企業など食品になじみのない業界からの参入があり、(彼らが詳しくない)仕入れ面、物流でサポートできる当社の強みを生かせる。取り扱いは好調に増えている」としている。
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