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オイシックス/企業の医療従事者への食品支援マッチング

2020年04月21日 14:30 / 経営

オイシックス・ラ・大地は4月20日、一般社団法人RCF、ココネット(セイノーホールディングスグループ)と連携し、新型コロナウイルス感染症の予防や治療にあたり、健康と命を守ってくれている医療従事者への食を通した栄養サポート及び不安や緊張感の緩和を目的とする、食品の物資支援を行うプラットフォーム「WeSupport」を立ち上げた。

「WeSupport」では、食品の提供を希望する企業や団体と、支援を必要とする病院とのニーズのマッチングを行う。

受け取り時に病院側の負担や迷惑にならず、必要なものが必要な場所に、安全に配送できる仕組みを提供。この取組を通して医療従事者を支援することで、危機的状況にあるとされる医療体制の継続の一助になりたい考えだ。

<「WeSupport」イメージ>
WeSupport

感染拡大防止と病院側の受け取り負担軽減のため非対面による配送を予定している。

一人でも多くの医療従事者を応援するため、食品の物資支援に協力するサポート企業の募集を随時行う。

サポート企業は、現在18社。まずは、東京都の感染症指定医療機関を対象に支援を開始する。

医療機関に弁当や菓子を無償提供する「Smile Food Project」など、先行して支援活動を実施している他団体とも情報連携をして、活動を推進する。

安全面や衛生面への配慮、安定した供給のため、食品物資は、個包装、飲料の場合は飲みきりサイズ、もしくは蓋つきのもの、常温で、最低個数500個とした。

「WeSupport」の立ち上げに先立ち、オイシックス・ラ・大地では、野菜などの摂取ができずに栄養不足を懸念していた永寿総合病院(東京都台東区)に向けて、4月16日に野菜ジュース「Vegeel」30本×27ケース、国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)にも同じく「Vegeel」30本×17ケース届けている。

医療現場での課題として、医療従事者へのストレスへのケアを重視する声が広がり始めている。

同社が行った医療機関へのヒアリングからも、寝る間も惜しんで感染予防や診療などの業務にあたっているため、「満足に食事を取れていない」「栄養バランスを考慮した食事が取れていない」などの声があり、このような状況が続くと、医療提供体制の継続が危惧される。

このような背景を踏まえ、応援をしたい企業から個別に医療機関に連絡や物資が届くなどの負担を最小限にするため、医療従事者が欲しい食品の情報と、支援を希望する企業や団体をマッチングし、物流を取りまとめる役割を果たすために「WeSupport」を開始することとなった。

■食品の提供を希望する企業および、支援を希望する病院の問い合わせページ
https://www.oisixradaichi.co.jp/news/posts/wesupport/

■「WeSupport」食品協賛を行うサポート企業と提供予定商品(4月20日時点)
・伊藤園:飲料、お菓子
・オイシックス・ラ・大地株式会社:野菜ジュース
・おとうふ工房いしかわ:ドーナッツ
・カゴメ:飲料
・亀田製菓:米菓
・木村屋總本店:菓子パン
・キリンホールディングス:ソフトドリンク
・光海:海苔
・ジョイントフーズ:パックごはん
・鮮冷:レトルトの魚の煮付け
・帝人:シリアル食品
・にしき食品:レトルト食品
・チェリオコーポレーション:ソフトドリンク
・光食品:野菜ジュース
・富士見堂:せんべい
・別所蒲鉾店:魚肉系チップス
・ユーグレナ:ゼリー飲料
・ユニリーバ・ジャパン:ティーパック紅茶
※五十音順

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