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イートアンド/独立支援「生活安定型のれんチャイズ」開始

2020年07月02日 14:20 / 経営

大阪王将などを展開するイートアンドは7月1日、餃子専門店「大阪王将」において、従来の独立支援制度に加えて「生活安定型のれんチャイズ EAT レプレナー制度(新・独立支援制度)」を開始した。

一定期間当社の従業員として勤務し、その後の店舗運営を任せることで出店に係る費用を軽減する。各種インセンティブの導入を図ることで収入増が見込める、コロナ禍時代の生活安定型独立支援制度を目指す。

生活安定型のれんチャイズ EAT レプレナー制度とは、「一国一城の主」を目指す、チャレンジ意欲の高い人材をイートアンドが支援する制度。イニシャルコスト(物件取得・店装コスト・加盟金等)の負担を無くし独立の障壁を下げ、さらにインセンティブを付与することでやりがいある報酬が期待できる。

2種類のインセンティブを用意。「原価率インセンティブ」は、安定した原価コントロールによりインセンティブが支給される。対象店舗の経営環境により異なるため、協議の上、原価率インセンティブの内容詳細を決定する。

<原価率インセンティブのイメージ>
原価率インセンティブのイメージ

「餃子インセンティブ」は、主力商品である餃子の販売数量に応じて、インセンティブを支給する。算定期間は、毎月1日~月末までの月1回で、同制度適用店舗における 月間販売餃子数(皿)×取り決めした単価(円)で、インセンティブを算定する。

例えば、単価5円と仮定して、算出した場合、1日200皿販売、営業日数25日、月5000皿販売すると、餃子インセンティブは月あたり2万5000円となる。年間では30万円の年収が増加することになる。

対象店舗の経営環境により異なるため、協議の上、餃子インセンティブの内容詳細を決定するという。

<餃子インセンティブのイメージ>
餃子インセンティブのイメージ

コロナ禍で外食店舗の運営が難しい昨今、初期費用などの参入障壁が高いだけでなく独立して自らの力で店舗運営をするにはリスクが大きいのが現状となっている。

出店に掛かる初期費用(物件取得・店装コスト・加盟金等)を会社が負担し、店舗の従業員に係る店舗運営業務をサポートすることで、安心して店舗運営に専念できる仕組みを目指した。

制度を新設することで、コロナ禍で店舗閉店を余儀なくされた人や、独立開業に向けた夢・やりがいをもつ社員を応援するという。

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